【上映会レポート】「市民」の力!(2018/06/23『インド日記』@埼玉県鶴ヶ島市)

昨日は、鶴ヶ島市の女性センター「ハーモニー」にて、『インド日記』の上映と講演をさせていただきました。

 

私は、自他ともに認める「悪天候おんな」で(苦笑)、これまでの上映会では、豪雨、大雪、台風などに見舞われることが、少なくありませんでした。

 

この日も、天気予報は「雨」。しかも、上映会にちょうど被る時間帯だけ雨という、なかなか恨めしい予報となっていました。

 

しかし、家を出る際には曇りで、上映会が始まる前までは少しの雨という状態で、私としてはかなりマシな天候での上映会となりました。

 

自分の機材を持ち込んでの上映だったため、集合時間を2時間早めてもらい、10時前に会場に到着しました。

 

第一候補の、ブルーレイ・プレーヤーとプロジェクターをつなぐ方式は、HDMIケーブルの接続と、アナログの赤白音声ケーブル接続の相性が悪いのか、会場の音響設備からは、音が出ませんでした。

 

なので、第二候補として準備した、ノートパソコンとプロジェクターをVGAケーブルで接続し、アナログの赤白音声ケーブルでつなぐ、という方式を試しました。

 

それでも音声が出ず、(なぜ?!?!)と焦りましたが、ハーモニーの職員さんが、赤白ケーブルの一方の先端がステレオミニプラグになっているケーブルを貸してくださり、プロジェクター経由ではなく、ノートパソコンを音響設備とつなぎました。

 

わ~~、無事音が出ました(^^)!!!

 

音声、映像共に問題なく出力され、無事、セッティングを終えることが出来ました。感謝(^^)!!

 

 

映写設備のセッティングは、万一を考えて早めに会場に行くべきですが、この日は、私とほぼ同じ時間に、植田さんも会場に到着しました。

 

今回、実行委員の田口さんから、「講演と対談の舞台が華やぐように、花を用意します」とお聞きしていました。「ほら、トランプと金正恩の会談でも、テーブルにお花がありましたでしょう?」と…!!

 

え、トランプ? どっちが金正恩?! …と、その例えに笑ってしまったのですが、確かに、お花が添えられていた方が、畑仕事ですっかり筋肉がついてしまった私の印象が、少しは和らぐ効果があるかもしれないと、ささやかな希望を持ちました(^^;)

 

植田さんは、お花を飾るために、とても早くに会場にいらしてくださったのでした!

 

 

 

植田さんは、フラワー・アレンジメントの先生をされていたそうです。花が生けられていく過程を見るのが初めてな私は、もう興味津々で、映写のセッティングが完了したこともあり、ずっと作業に見入ってしまいました(^^)

 

 

 

こちらは、講師控室用に作ってくださったお花。(この写真の時点では、未完成)

 

 

植田さんが、汗をかきながら生ける様子を間近でみて、「花を生ける」というのはとても体力がいる作業なのだと思いました。花を買い、きれいな状態で会場まで運ぶのだって、とても力のいるお仕事です。

 

でも、体力も必要としつつ、同時に「生花」から溢れ出るエネルギーももらう…。花を生けるというのは、生ける「人」と、生けられる「花」が、お互いに共鳴し合いながらの作業のように思えました。

 

完成!!

 

 

生けてくださった植田さんと。

 

 

 

大変お疲れ様でした!!

 

 

投影された私のパソコン画面とお花(^^)

 

 

開場前のホールの様子。毎度のことですが、(果たしてどれだけの方が来てくださるか)と、始まるまでドキドキです(^^;)

 

 

開場の時間が近づいたので受付に行ってみると、すでに沢山の方が!

 

 

この日、上映会にいらしてくださった立石さんによると、「公団の自治会の回覧板でも紹介されていましたよ」とのことでしたので、上映実行委員の皆さんの様々な&地道な宣伝活動で、沢山の方が観に来てくださったのだと思います! 「団地の回覧板に載る」って、ある意味、新聞や雑誌に載るより、ハードルが高いことではないでしょうか(^^)!?

 

上映の様子。

 

 

 

映像は最後まで再生されたものの、なんと、パソコン画面の表示(再生・停止などのマーク)がどうしても消えず、なんとも観にくい画面になってしまいました…!

 

再生バーが字幕にちょうど被っていて、文字を見づらくしています。もう泣きたい…(> <)

 

 

普段は、マウス(ポインター)を画面外に持っていけば、表示は消えるのに、この日に限って、なぜか消えず…。もう本当に嫌!!

 

自分の持ち込んだ機材で、このような見苦しい画面になってしまい、本当に反省しきりです。今後は、パソコンで再生する場合の再生ソフトを変更するなど、何かしら対応を考えたいと思います(> <)

 

上映が終わった後は、30分ほど私の講演をさせていただき、続いて田口さんとの対談、会場からの質疑応答がありました。

 

ホールでのイベント終了後には、会議室に移動しての懇親会も開いてくださいました。こちらも沢山の方にご参加いただき、参加された方々の自己紹介や感想などを、お聞きすることが出来ました。

 

予定時間をだいぶ過ぎて、予定していた全てのプログラムが終了。朝早くから夕方まで、忙しく働いてくださった実行委員の皆さんと、記念写真を撮りました。(実行委員には、男性メンバーもいらっしゃるのですが、この写真には写っていなくて残念!)

 

 

実行委員会によると、上映会は187名の参加があったそうです! すごい~~♬

 

昨年の、同イベントでの上映会は、行政(市)主導だったそうですが、『インド日記』は市民主体の実行委員会形式でした。

 

会場の「ハーモニー」職員の方や、来場された市職員の方々は、「このホールがこんなに埋まっているのは久しぶりに見ました!」と言っていました(^^)

 

もちろん、上映会開催に関して、市側のサポートや協力も大いにあったわけですが、でも、市民主体でイベント内容を考え、集客のための宣伝をし、当日の役割分担をする…そういう経験を重ねていくというのは、『インド日記』で伝えたかったメッセージと重なる部分があるので、私にとってもうれしいことでした。

 

実行委員会の皆さま、「ハーモニー」職員の皆さま、そしてご来場いただいた皆さま、本当にどうもありがとうございました!

 

追伸:
植田さんが生けてくださったお花の一部を、花束にして頂きました。早速、家に飾ろうとしたら、うちには花瓶がないということに(今更)気がつきました!

 

仕方がないので、「やかん」に生けました。花束に巻いてあったリボンを、やかんにも巻いてみましたが、う~~~ん、これでは美しく生けられた作品に対する冒とくではないか…とさえ思えてきます(^^;)。野菜を植えるためのプランターは沢山持っているのに、花瓶は1個もないなんてねぇ…(^^;)

 

 

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以下、会場アンケートをご紹介します。質問項目は以下です:

 

①性別
②年代
③お住まいの市町村
④本日のイベントをどこで知りましたか?
⑤映画と講演の感想、ご意見などをお書きください。

 

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①男性
②50代
③鶴ヶ島市
④友人から
⑤世界のあちこちで女性の権利拡大と連帯が進んでいる一端を知ることが出来た。このハーモニーの事業については、かつてを思い出すと、福島みずほさんがお話し、はげまされ、辛すごさんがお話した際にもはげまされ、今回の実行委員会の中心を担われている方たちも、継続的にやってこられたと振り返ることができます。そのはげましを下さった方たちがバッシングを受けている今世相をみると、逆行を感じます。ただ、初期の志を失わず、男性も参加するような事業になっていることをうれしく感じます。

 

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①男性
②70代
③鶴ヶ島市
④チラシ他
⑤素晴らしかった。社会問題を解明する切り口に新鮮さを覚えました。

 

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①男性
②55才
③東松山市
④知人
⑤大変良かった。

 

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①女性
②60代
③飯能
④xxさんから
⑤大変よかった!! 飯能の人に伝えて、できたらいつか上映会をしたいと思いました。もちろん監督にも来ていただきたい。監督が大変魅力的でした。

 

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①女性
②60代
③日高市
④友人にすすめられて
⑤次はインドが世界で一番の経済大国になると言われている中で、カースト制に始まり、貧富の格差はあまりにも大きい。公用語が英語だと聞いているのに、しゃべれない人々が多くて、SEWAの運動、女性の地位向上に尽くす人々、がんばって下さい。

 

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①女性
②60代
③回答なし
④友人から
⑤知らずに居た。女性の置かれた立場、それでも、団結する様子。子供たちの明るく元気、夢を持っている姿は、先に希望を感じた。

 

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①男性
②70代
③鶴ヶ島市
④新聞で知った
⑤映像の力を改めて認識した。真のドキュメンタリーを作り続けてほしい。情報伝達の方法は、文字より強いのではないか?

 

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①女性
②70代
③鶴ヶ島市
④市の広報
⑤まさに、民主主義の原点をみる思いで、感動しました。早川さんの視点がすばらしい。

 

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①女性
②60代
③鶴ヶ島市
④ハーモニー(女性センター)と、知人
⑤インドの厳しい現状に置かれた女性の強さ、明るさを映画の中から見つめることができ、考えさせられた。早川さんが、映画を撮影するようになったいきさつや行動を詳しく話されたのが興味深かった。「セルフ・コンフィデンス」(自分に対して自信を持つ)、「エンパワーメント」(その人が持っている力をひきだす)の言葉を改めて聞き、これからの人生の大切な柱にしたいと感じた。

 

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①男性
②60代
③坂戸市
④北坂戸オルモ
⑤インドの今の映像が新鮮でした。デモ(わずかなお金で農地を取り上げる)を見ると、インドの国は強引な政策をとっている面もあるようだ。帰国が近いのに私の家を見たいと言ってありがとうとコメントしていたのが、なぜかうれしかったです。また、子供さんはどこの国でも、すてきな顔だと思いました。

 

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①女性
②回答なし
③その他
④知り合いの方から紹介
⑤インドの現状がわかって良かった。字が全部読めない。農業政策に対するデモ集会が印象的! コカ・コーラ社に対する映画は、心に残る映画監督のことばだった。

 

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①男性
②70代
③所沢市
④知人からのお知らせ、誘いによる
⑤インド、ビデオSEWAの活動、映像が表現伝達する力に心打たれた。早川さんの、上映後の話の内容がたいへん良かった。良い企画だったと思う。

 

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①女性
②50代
③ときがわ町
④知人からの紹介
⑤映画を見て感動、講演を聞いてさらに感動しました。

 

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①女性
②60代
③鶴ヶ島市
④ハーモニーにて、友人の紹介で
⑤なにしろエネルギーを感じた。

 

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①女性
②60代
③坂戸市
④若葉駅のワカバウォークの、鶴ヶ島支所の掲示板のポスター
⑤偶然ポスターを見て今日来たのですが(映画が大好きな私)、映画以上に、監督の経歴や問題意識に感動した。10年撮ってきたということですが、益々、これからに期待します。

 

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①女性
②50代
③鶴ヶ島市
④知人から紹介された
⑤「まず勇気を持って観て!」という言葉が印象的でした。そこから、なんだ、勇気を持つことは、あまり期待ばかりするのではなく、自分がもう少し、出来ることをやっていかなくては、と、思わされました。

 

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①女性
②70代
③東京
④埼玉の友人の集まりで知った
⑤早川さんをはじめて知った。すばらしいものが見られた。インドに興味があったが、もっと目が開けた。更に日本についても考えさせられた。

 

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①~④回答なし
⑤ありがとうございました。こんなお話を、小中学生たちに話していただきたい。お忙しいでしょうけど、お願い致します。

 

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①男性
②20代
③高崎市
④新しき村の知人
⑤日記を日記として受けとめるということ自体の困難さ。作品と政治。制作意図から飛び出していく(はみ出していく)観客の反応。質疑応答で、映画リテラシーについて考えました。

 

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①男性
②60代
③毛呂山町
④新聞チラシ(赤旗)
⑤すばらしい映画とお話でした。力が湧いてきました。

 

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①女性
②50代
③その他
④チラシ。上映実行委員から。
⑤早川監督のお話の中で、セルフ・コンフィデンス、エンパワーメントという言葉が心に残った。インドでは、女性の人権が無視されているイメージが強かったが、そうした厳しい状況の中で、女性たちが連帯し、社会を変えていこうとする、エネルギーを感じることができた。早川監督が社会の課題を見つめる視点の鋭さに感服した。大変有意義な催しだった。

 

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①女性
②50代
③日高市
④鶴ヶ島市HP、上映委員さんより
⑤ 1. SEWAの女性の、自信に満ちた表情がとても印象的でした。インドにそのような団体があることは、奇跡ですね。「”魚”ではなく、”魚の漁り方”を教えてよ!」という川柳をつくったことがあります。「”水”ではなく”井戸の掘り方を”…」というくだりで、思い出しました。午前中に「女性の政治参画」に関する講座に参加し、午後にこの映画を観、監督さんのトークを聴き、日本で女性議員が増えない理由がわかった気がしました。
2. 林家正蔵師の落語会以外で、ホールがこんなに人で埋まったのをみて、びっくりしました。

 

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①男性
②76才
③東京・板橋
④早川さんからのメール
⑤『インド日記」、見たかったので良かったです。早川さんの「トーク」も良いですね、いつもながら。良い催しでした。

 

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①女性
②40代
③鶴ヶ島市
④女性センターのチラシ
⑤自分でやる事、自分に自信を持つ事、知る事の重要性を学びました。映画は、コカ・コーラの映画を作った人の、「私は大きい」という言葉が心に残りました。また、講演は、映画も良かったが、それよりも私の心に重く残りました。

 

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①女性
②70代
③日高市
④知人より
⑤映画の文字が大変読みにくかった。何となく、断片的にしか見られなかった。講演を聞いて分かったことがあった。

 

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①男性
②40代
③川越市
④チラシ
⑤良かったです。

 

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①女性
②60代
③鶴ヶ島市
④女性センター利用者で
⑤教育は生きていく上で必要。インドの子供、女性たちが、全員教育が受けられることを望みます。日本ではあたり前に学べるが、それが生きることに通じるほど、身に付いていないと感じる。声を出して自分の主張をする、仲間と共に生活を変えていく強い女性がいることを知りました。早川さんのウソのない映像に感動しました。

 

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①女性
②60代
③鶴ヶ島市
④チラシとxxさんのメール
⑤上映していただきありがとうございました。見て良かったです。こんな切り口でインドを紹介していただき、新しい視点で学ぶことができました。もっと広めたい作品ですね。

 

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①女性
②60代
③鶴ヶ島市
④ハーモニーにあったチラシで知りました
⑤インドという国は、1つの言葉だけでは説明できないけれども、きょう映画を見てもやはりそうなのだとわかったが、自分たちの生活を良くしようと、女性たちががんばっていることに感動した。私たちも日本の社会についてギモンに思ったことを、しっかりと考えていかないと、と思いました。

 

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アンケートへのご協力、どうもありがとうございました!