【集会動画公開】12.15 労働組合つぶしの大弾圧を許さない! 東京緊急集会

12月15日(土)、日本教育会館で行われた「12.15 労働組合つぶしの大弾圧を許さない! 東京緊急集会」に参加・撮影し、集会の動画を公開しました。

 

関西生コン…

 

労働組合にさして詳しくない人でも、最近、新聞等で盛んに報道されているので、名前を聞いたことがあるかと思います。たった数か月の間に、延べ40名もの組合員が逮捕されるという、衝撃的なニュースです。

 

マスメディア報道では、「威力業務妨害」だの「恐喝未遂」だの、物騒な言葉が飛び交っているので、彼らは暴力団まがいの恐ろしい集団なのでは?という印象を与える(与えたい)かもしれませんが、実際には、労働者の権利、労働組合の権利として認められている行為をしていたにすぎません。

 

これまで社会的に認められてきた労働組合の様々な行動を、刑事罰や仮処分の対象としたり、スラップ訴訟の対象として損害賠償を請求する、政府と資本に都合の悪い労働組合・活動を弾圧し、後退させる…。これは、共謀罪と無縁ではない、大きな流れの中で起こっている事件だと思います。

 

<<集会参加の呼び掛け文>>:

 

全日本建設運輸連帯労働組合関西地区生コン支部(関生/かんなま)は、産業別労働組合として、生コン労働者の権利と生活を守る闘いを続けるとともに、辺野古新基地建設阻止、原発再稼働反対、戦争法・共謀罪・憲法改悪阻止などの闘争を積極的に行っています。加えて近畿生コン関係の中小企業と連帯し、生コン業界の民主化、健全化にも取り組み実績を上げています。

 

これに対して、差別排外主義者集団が暴力的ヘイト攻撃を加え、大阪府警・京都府警・滋賀県警は、関生の委員長、書記長、執行委員等を次々に逮捕・勾留し、家宅捜索をくり返し、大勢の組合員の事情聴取を行い圧力をかけ、組合つぶしの大弾圧を行っています。これらは、正当で合法的な労働運動に対する違法捜査・不当逮捕に他なりません。この弾圧は、政権および警察・検察が初の共謀罪適用を狙っているためと考えられています。

 

現在の関生への激しい弾圧をみると、次は別の労働組合へ、さらには平和運動や沖縄の基地反対、反原発などの市民・住民団体への弾圧につながるおそれが強いと思われます。これに対して、私たちは、関生支部のメンバーや弁護士を迎え、関係者の皆さんとともに、抗議と反撃のための緊急集会を開催します。大阪から発信されている「労働組合つぶしの大弾圧を許さない!実行委員会への賛同の呼びかけ」を東京で広め、盛り立てる機運になることを願っています。

 

ぜひ、多くの皆さまがご参加され、状況をご理解いただき、行動を共にしていただけるよう、お願い致します。

 

ご参加が無理な方は、以下のページのフォームより「労働組合つぶしの大弾圧を許さない実行委員会」への賛同のご検討をお願いします。
http://com21.jp/archives/30347

 

<<集会参加の呼び掛け文>>ここまで

 

集会の動画は、以下よりご覧いただけます。

 

 

集会の様子

 

 

関生支部からの報告:武谷新悟さん(関西地区生コン支部書記次長)

 

 

講演「大弾圧といかに闘うか」:大口昭彦弁護士(救援連絡センター運営委員・関生支部宝島裁判担当)

 

 

シンガーソングライター・川口真由美さんのライブ

 

 

井田敬さん(直接行動)による集会声明の提案と読み上げ

 

 

以下、集会で配布されたプログラムです。

 

 

 

 

 

 

 

 

以上が配布されたプログラムの写しです。

 

再掲になりますが、「労働組合つぶしの大弾圧を許さない実行委員会」への賛同は、以下のページのフォームより行えます。
http://com21.jp/archives/30347

 

以上。

 

追記:

 

今回、不当逮捕・拘留されている関生支部・執行委員の西山直洋さんですが、なんと私は、2008年のG8洞爺湖サミット反対行動の取材(札幌&洞爺湖)で、西山さんをインタビューしていたのでした!

 

当時、私はまだイギリスに留学中で、G8サミットの開催時期に2ヶ月間、日本に一時帰国をしていました。イギリスで「デモデビュー」(笑)した私は、日本のデモをそれまでに見たことがなく、G8反対デモで日本各地及び世界中から集まった人たちの、着物姿、コスプレ衣装、折り鶴、うちわ、「わっしょい」というデモの掛け声などに、(日本のデモは”祭り”だ!!)と、来日外国人並みに感動していたのでした。

 

さらに、誰かから「コンクリートミキサー車がデモに参加する」と聞き、(えええ! 日本ではそんなデモもあるのか! それは撮らなくちゃ!)と大興奮。早速、ミキサー車を探してデモ会場周辺を歩き回りました。

 

ミキサー車は大きいので、すぐに見つかりましたが、デモの隊列には参加しておらず、警察に囲まれていました。

 

カメラを回しながら近づき、警察とのやり取りを撮影したあと、西山さんに「なぜミキサー車でデモに参加するのか」とインタビューをさせてもらいました。私は、「デモの列に加わるミキサー車を撮りたい!」というビジュアル面で食いついただけだったので(汗)、コンクリート業界における大資本と下請け、労働者の関係について、西山さんのお話を聞いて初めて(そうだったのか…)と理解したのでした。

 

その時の動画はこちらよりご覧いただけます。

 

労働組合の不当な弾圧に抗議し、今も拘留されている組合役員・組合員の方々の、1日も早い釈放を願います!