さようならUR
第1回スカパー!IDEHA賞受賞作品
- 構成
- DVD2枚組
- ディスク種類
- NTSC/DVD-R
- 収録内容
- 本編(73分)
豪華特典映像
- 監督
- 早川由美子
ドキュメンタリー / 日本 / 2011年 / 73分
耐震問題で揺れるUR(旧住宅公団)の団地
生活基盤の住居が足元から揺らぐ…
UR(旧住宅公団)が突然取り壊しを決めた、東京都日野市の高幡台団地73号棟。URの決定に疑問を持ち、立ち退きを拒否する住民たちへの取材を皮切りに、カメラは住宅問題の専門家、国交省、ついにはURの理事長へと立ち向かう! 映画は映画は公共住宅問題にとどまらず、日本の組織体制の問題をも浮き彫りにする。山形国際ドキュメンタリー映画祭2011 第1回スカパー!IDEHA賞受賞作品。
①『さようならUR』制作秘話 ~未公開映像+完成から1年後の住民インタビュー (67分)
映画完成から約1年後、映画に登場する住民の皆さんに、再びインタビューを敢行!
撮影の裏話、監督との出会い、日常生活を記録されるということ、家庭内での意見の不一致、裁判をたたかう現在の心境などなど、率直に語ります。
また、映画には泣く泣く入れることが出来なかった、未公開の映像もふんだんに交えながら、『さようならUR』が作られていった過程を辿ります。
例えば…
「何でこんなにこの問題に肩入れしてくるの? 何でメシ食ってる人?」から始まった、畦地さんの撮影。マスメディアでもない、利害関係者でもない、自主映像のドキュメンタリー作家の取材を、住民はどのように受け止めたのでしょうか?
立ち退きの心労から心身を病む人が絶えない中、73号棟問題発生後の、中川さんの驚くべき体調の変化とは…?
追出し説得の現場を撮影するため、住民である村井さんと結託して、UR職員を誘い出すことを計画。果たして職員は来るのか? 撮影は成功するのか? …手に汗握る緊迫のやり取りを、カメラが奇跡的に捉える!
登場人物の人柄に惚れた、彼らについてもっと知りたいという人や、自分でもドキュメンタリー映画を作ってみたいという人などに、ぜひご覧いただきたい映像です。
② 直撃取材の達人に聞く! ジャーナリスト・寺澤有さんインタビュー (74分)
映画に登場するUR・小川忠男理事長(当時)の直撃取材は、フリーランスのジャーナリスト・寺澤有さんに協力していただいて実現しました。直撃取材歴20年以上の達人に、その極意をインタビュー!
寺澤有さん
インタビュー時の様子
UR理事長直撃シーンについてのコメント指導も!
インタビューでは、直撃相手の顔や住所の特定、内部情報の入手といった、直撃取材をするための基本的なことから、これまでの直撃エピソード、SLAPP(恫喝)訴訟の経験など、調査報道ジャーナリストのお仕事の一端が語られます。ジャーナリスト志望者でなくとも、必見のインタビュー!
③ 山形国際ドキュメンタリー映画祭2011 上映後のQ&A (22分)
2011年山形国際ドキュメンタリー映画祭の、日本の新作ドキュメンタリーを紹介するプログラム「ニュー・ドックス・ジャパン」にて、『さようならUR』が上映された後の質疑応答。「マイケル・ムーアよりすごい!」との声まで出たQ&A、ぜひご笑覧ください。
質疑応答の様子
④ ソウル国際女性映画祭2012 上映後のQ&A (19分)
2012年には、なんと海を渡った『さようならUR』。韓国・ソウルの国際女性映画祭で上映されました。上映後の質疑応答を収録。日本と韓国の住宅政策の違い、東日本大震災で73号棟は無事だったのか、韓国でも進む公共部門の民営化etc、海外ならではの質問や感想が飛び交います!(日本語字幕付き。韓国語翻訳:LEE CHOI Eunjooさん)
質疑応答の様子
⑤ 映画予告編 (1分39秒)
『さようならUR』映画予告編を収録しました。インターネット上で公開している予告編と同じです。
主な登場人物・団体
高幡台団地73号棟住民のみなさん
相原俊弘
安念潤司
飯田美弥子
和泉貴士
坂庭国晴
馬淵澄夫
蓮舫
UR都市再生機構
監督・撮影・編集・ナレーション
早川由美子
事業仕分け映像提供
株式会社ドワンゴ
音楽
カリンバ演奏
Sage
「舞う」
作詞・作曲・唄:hou
「あゝ 日野の母」
作詞:長澤あきら
作曲:君塚昭次
唄:岡ゆう子
出版:パインミュージック
予告編音楽
「FEAST」
バイオリン演奏 吉村淳也
ウェブサイト制作
Paul Wright
ポスター・チラシ画
井上ヤスミチ
ポスター・チラシレイアウト
冨田吉樹
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