【映画監督、日々の暮らし⑥】一泊を超えるお泊まりは・・・

2年に一度開催される、「山形国際ドキュメンタリー映画祭」。今年は開催年で、明日・10月5日から8日間、山形で開催されます。私は、2011年に『さようならUR』で参加しましたが、今年は英語字幕翻訳を担当した田代陽子監督の『風のたより』が、アジア千波万波部門で上映されるのです!

 

田代陽子監督のホームページはこちら

 

 

この部門には、63の国と地域から、645本の応募があり、21本の作品が選ばれたそうです。日本の監督は、田代さんを含めて2名。ものすごい激戦ですね!!

 

私が『風のたより』の翻訳をしたのは、昨年の春~夏にかけてでした。自分の『インド日記』の編集と並行して、翻訳作業をしていました。

 

その時の様子(英語字幕の最終確認作業)

 

 

なにしろ3時間の超・長編ですので、何度見直してもどこかしらに修正箇所が見つかり、翻訳者泣かせではありました(^^;)。でも、翻訳作業のために、この映画を繰り返し細部まで観て、田代さんの視線、意識、カメラワーク、カットのつなぎ方など、私にとっては作り手としてもとても勉強になりました。

 

自分が手がけた翻訳が、英語字幕付きバージョンとして、山形で初上映されるなんてとてもうれしいです♪ もし、映画祭に参加予定の方は、ぜひご覧ください! 『風のたより』の上映は、7日(土)と9日(月・祝)だそうです。詳しくはこちら

 

7月末、アジア千波万波部門での上映が内定後、『風のたより』の上映会が上智大学で開催されたので、お祝いを兼ねて行ってきました。以下はその時の写真です。

 

 

田代陽子監督

 

 

私はこの上映会に、映画にも登場する野村保子さんと一緒に参加しました。野村さんは、函館在住のライターで、「大間原発訴訟の会」の運営委員をつとめ、訴訟の原告でもあります。クレヨンハウスから「原発に反対しながら研究を続ける、小出裕章さんのおはなし」という本も出版されています。

 

 

この日、会場にはアジア千波万波部門のプログラマー、若井真木子さんもいらしていました(^^)

 

 

上映会の後、田代さんから「映画祭に来れる? スタッフパスを出してもらえるよ!」とお誘いをいただきました。後日、映画祭事務局からも、映画祭の案内とプレスパスの申請用紙が送られてきました。

 

 

 

『風のたより』(英題:On to the Next Step: Lives After 3.11)の紹介。

 

 

プレスパスの申請用紙

 

 

 

 

映画のライターでもないのに、なぜ申請用紙を送ってもらえるのだろう?と不思議に思いましたが、申請用紙の項目欄に「監督」という項目を見つけ、以前映画祭に参加した監督だからかも・・・と思いました。プレスパスで観れるのはありがたいことですよね!

 

 

・・・しかし・・・!

 

お誘いを受けた時点ですでに、(今年の映画祭に参加するのは難しいなぁ・・・)と思っていました。その一番大きな理由は、自作の編集作業に専念したいからです。これまでに何度も、「編集作業をやる!」と宣言するものの、「編集やるやる詐欺」(^^;)を繰り返している体たらくを、今度こそ本当に何とかしたい!のです。

 

自主制作の場合、自分がやらなくては、いつまでたっても映画は完成しないのですから、本当に頑張らなくちゃですよね~~~(> <)!

 

あともう一つの大きな理由は、「秋野菜の作付けに忙しい」から(〃▽〃)!!

 

映画監督が、畑仕事に忙しいから映画祭に行けないなんて、あなたナニモノ?!って感じですが、でも、1週間も畑を放置したら、小さな苗が全滅してしまうじゃないですか!! 現在の作付け状況からすると、お泊まりは「最大で1泊」が限界(> <)!!

 

現在の畑の様子。奥から、ミニトマト、白菜、ニンジン、モロヘイヤ。

 

 

白菜は広がって場所をとるので、大きく育てたいものだけ間隔をあけ、あとは詰めて植え、菜っ葉として食べています。

 

 

もう庭には、これ以上白菜を植えるスペースなどありませんが、まだこんなに移植待ちをしています(^^;)

 

 

大きく育った白菜。まだ葉が小さく柔らかいうちは、虫に食われまくりなのですが、それを生き抜いたサバイバー株はどんどん成長していきました。これから結球し始めるのではないかと思います。

 

 

 

大根も、日にちをずらしながら200本ぐらいは植えたかも。大根って、1本食べ切るのにずいぶん時間がかかりますよね・・・。この冬は大根地獄になりそうだなぁ(^^;)。大根の右隣はニンジン、左隣は落花生。

 

 

プランターにもたくさん植えています。春菊、ほうれん草、小松菜、パクチー、ニンジン、はつか大根など。毎日の水やりだけでも、結構時間がかかります。

 

 

 

 

特筆すべきは、「アサツキ」。これまで、特に思い入れのない薬味野菜でしたが、採れたてのアサツキの香りと味の強さったら!! 感動モノです。これは自家栽培ならではの特権ですので、家庭菜園をやっている人におススメです。育て方も簡単♪

 

 

 

 

ミニかぼちゃは、1本100円の苗から合計20個ぐらいは収穫できました。かぼちゃは、とんでもなく四方に広がるのが難ですが、でも育てていて楽しい野菜でもあります。

 

 

涼しくなってきたころには、ニンニクも植えました。有名な青森産のほか、福岡産(暖地系)も買ってみました。植え付けて2週間ほど経ちますが、福岡産の方が私の畑では早く育っています。収穫は来年の春。

 

 

・・・と、日々、畑を耕し、種を蒔き、苗を植え付け、肥料を作り、雑草を刈り・・・と、「地味に忙しい」毎日を送っているので、「翌日までに帰ってこれない場所」に行くのは控えています(^^;)

 

現在は、編集作業に専念すべきなので、この、土地に縛られるライフスタイルはうまく作用していると思いますが、さすがに映画が完成したらどんどん出かけたいし、長旅もしたいです。・・・でも、どうすれば・・・。まさか、プランター抱えて旅行に行くことは出来ないですし(^^;)

 

ま、とりあえず今は、映画の編集作業をやるべきで、将来のことは、また完成してから考えることにしたいと思います(^^)/!

 

今度こそ、「編集やるやる詐欺」にならないようにっ・・・(^^;)!!