【映像あり】浜岡原発再稼働反対! 金曜アクション@静岡第600回記念イベント

2024年1月8日、経産省前テントひろばの乱鬼龍さん、山本さんとともに、金曜アクション@静岡の600回記念イベントに参加しました。

 

2012年から始まった、毎週金曜日夜の原発反対アクションが、2023年12月29日に、第600回目を迎えたそうです。

 

静岡駅前の「青葉シンボルロード」で行われた記念イベントを、映像と写真でレポートします。

 

毎年秋の「ひまわり集会」では、集会の初めから終わりまでをカメラ固定で撮影していますが、今回は、イベント前の準備や、周囲の様子、通りすがりの大人や子どもたちがイベントに加わっていく様子なども撮影しました。ぜひご覧ください♬

 

【映像】浜岡原発再稼働反対! 金曜アクション@静岡第600回記念イベント(53分)
(YouTubeのサムネイル画像は、主催の「再稼働反対アクション@しずおか」Facebookイベントページよりお借りしました)

 

 

以下は、当日に撮影した写真です。

 

「自称・川柳会の若手」こと、乱鬼龍さんは、600回記念イベントで川柳句会を行いました。

 

 

乱さんは東京から、川柳を書いたムシロ旗を持って参加。元旦に起こった能登半島地震を受けて作った句。

 

 

イベント前の準備の様子。

 

 

 

12時にイベントスタート。スピーチとライブ演奏がほぼ交互に。

 

 

 

イベントのメインは、本格的な餅つきでした。立派な杵と臼、そして何種類ものトッピングが用意されていました。お餅つきなんて、私は何年ぶりでしょうか!

 

餅つきというと、杵を振り下ろすイメージですが、実際にはその前に「小突き」と呼ばれる作業が必要なのだそうです。蒸しあがったばかりの、まだ粒状のもち米を、押しつぶすようにつくのです。

 

小突きの様子。

 

 

小突きで、もち米の粒がある程度なくなってから、いよいよ餅つきとなります。杵の振りかざし方や「手返し」(つき手の相手をしてお餅を返す人)について説明を受けます。

 

 

みんなが交代で餅をついていきます。

 

 

最近ではなかなかお目にかかれない、本格的な餅つきの様子に、通行人の大人や子どもたちも寄ってきて参加しました。輪投げや地球すくいも、子どもたちに大人気です。

 

山本さんも、手返し役で活躍! 中腰で、なかなか大変な作業ですよね!

 

 

ちなみに、経産省前の脱原発テントでも、かつて餅つきをしたことがありました。杵と臼を経産省前の路上に持ち込み、やめさせようとする警察と対峙しながらの、非常に緊迫した餅つきでした。

 

静岡駅前の、子どもたちの笑い声が響く餅つきの現場をみながら、かつての経産省前の「餅つき闘争」を思い出しました。

 

さて、つきあがったお餅は、「食べ放題500円」という破格の値段で、その場で頂くことが出来ました。

 

 

イベント後半では、山本さんより経産省前テントひろばを代表して、金曜アクションメンバーの鍋田敏子さんへ、感謝状が手渡されました。鍋田さんは、これまで何作品も、経産省前の座り込みにバナー作品を寄贈してくださっています。

 

 

浜松より参加、疋田朋広さんのライブ演奏。

 

 

イベントの終了後は、すぐそばの金曜アクション事務所にて、懇親会がありました。

 

 

 

2012年から始まった金曜アクション。事務所内には、このかんに亡くなった仲間の方々の写真も飾られていました。

 

 

 

終了後は、林さん、石塚さんとともに、静岡駅近くの居酒屋へ。林さんと乱さんの「ダジャレ対決」を、私はひそかに期待していましたが、今回は林さんが乱さんに遠慮した(譲った)形だったかもしれません!?

 

 

夕方、乱さんと山本さんは新幹線で東京へ戻り、私だけ静岡で一泊しました。というのも、これまで何度も、ひまわり集会で反原発美術館テントを展示していただきましたが、その立役者である石塚さんに、インタビューをお願いしていたからです。

 

石塚さんが社会運動に関わるようになったいきさつは、世間話として何度かお聞きしていました。昔からの「活動家」ではない石塚さんの経験は、何度聞いても面白く、いつかきちんとインタビューをさせてもらいたいと思っていました。

 

社会の問題に無関心な人や、関心はあっても特に行動はしていないという人が、どうやって「最初の一歩」を踏み出すか。石塚さんの経験は、多くの人の参考になるのではないかと思います。また、反原発美術館との出会いや思いについてもお聞きしました。

 

インタビューに答えてくださった石塚さん。

 

 

インタビューの後は、金曜アクションのメンバー、鍋田さん&山口さんも合流して、静岡観光に連れて行っていただきました。静岡には、ひまわり集会のおかげで何度も来ていますが、いわゆる「観光」というのはしたことがないのです。

 

思えば、上映会や取材でどこかに行く機会があっても、大抵は、なにかしらの社会活動の現場(座り込みの現場やストライキ中の職場、基地反対闘争のテントや事務所など)に行って時間切れ…みたいになることが多いです。

 

そんなわけで、今回は初めての(!)静岡市観光だったのでした。

 

日本平からの富士山。

 

 

 

その後、徳川家康が祀られている「久能山東照宮」、松林が見事な「三保の松原」にも連れて行っていただきました。

 

立派な久能山東照宮。

 

 

まるで浮世絵のような絶景!

 

 

見晴らしがよい分、かなりの強風でした(^^;)

 

 

石塚さん、鍋田さん、山口さん。ありがとうございました!

 

 

静岡観光を終えて、東京に戻りました。今回、金曜アクション600回というのは、決して喜ばしいものではない、いまだ原発をなくせていないのだから…と、イベントのあいさつの中でありました。たしかにそういう一面もあります。

 

でも一方で、静岡でも東京でも、311がなければ出会うことがなかったかもしれない人々が出会い、交流が続いているというのは、たしかな財産であり力であると感じます。

 

元旦から大きな地震に見舞われてしまった2024年。なんとしても脱原発!と、思いを新たにしました。

 

以上、「浜岡原発再稼働反対! 金曜アクション@静岡」第600回記念イベントのレポートでした!