【映画監督、日々の暮らし#30】手作りホムス&ピタパン♪

ほぼ毎日、引きこもって編集作業をしていますが、編集作業以外で考えることといえば、主に畑のこととごはんのこと。この激動の世界情勢にあって、まるで修道院のような、社会から隔離された暮らしを送っています(自慢にもなりませんが…^^;)。そのうち、自分ブランドのバター飴でも作って、売りだしかねない勢いです(^^;)。

 

そんな日々のメインイベント=ご飯作りですが、ひよこ豆があったので、中東の料理「ホムス」(フムス等、呼び方は様々)作りに挑戦してみようと思いました。

 

ネットで作り方を調べると、主な材料は、ひよこ豆、ニンニク、オリーブオイル、クミン(スパイス)、練りごま、ヨーグルト、塩、砂糖…といった材料で作れることが分かりました。

 

練りごまやクミンを調達。

 

 

本場では、「タヒーニ」というごまペーストを使いますが、日本では入手が難しく、また値段も高いので、白練りごまで十分代用ができるそうです。(練りごまは、油分が分離し固くなります。瓶詰めの練りごまでは、使用前にかき混ぜるのが大変ですが、写真のようなチューブ容器ならば、容器を手で揉んで混ぜればよいので楽です^^)

 

 

ホムスといえば、ピタパン。野菜のディップやクラッカーに載せるなどの使われ方もされますが、せっかくなら、この際、ピタパンも自分で作ろうと思い立ちました(^^)

 

ピタパンは、平たい円形のパンで、中東やアフリカで好んで食べられます。中が空洞になっているので、その中にホムスや好きな具材を挟んで、サンドイッチのようにして食べるのです。

 

ネット上のレシピでは、ピタパンは、強力粉だけのものもあれば、薄力粉や全粒粉を混ぜるものもあります。薄力粉を加えれば、よりクリスピーな食感になるでしょうし、全粒粉を混ぜれば、栄養価が増し、本場っぽい雰囲気にもなりますね(^^)

 

私は、あいにく薄力粉も全粒粉も持ち合わせがなかったので、強力粉だけで作ることにしました。

 

家の炊飯器は、パン発酵機能がついているので便利(^^)

 

 

材料は、強力粉、イースト、砂糖、塩、オリーブオイル、水のみ。普通のパンのレシピに比べて、水分量が少なめです。材料を良くこねたら、炊飯器で発酵させます。

 

 

発酵を終えたパン種のガス抜きをして、丸め直します。

 

 

包丁で4等分に切り、丸めます。

 

 

 

…と、ここで重大な問題に直面!!

 

ピタパンの形(薄い楕円形)に成型するための麺棒がない!!!

 

…なんてこと!!

 

仕方なく、手で伸ばすことにしたら、分厚く、形もいびつに…(泣)

 

 

2個目はやや上手にできたでしょうか??

 

 

屈辱感を味わいながらも、全てのパン種を成型しました。

 

 

さて、ピタパンの成型がひと段落したら、今度はフィリングの準備に取り掛かります。こちらは、有り合わせの材料で、ピタパンとホムスに合いそうなものを自分で想像しながら作ることに。

 

現在、畑からの生野菜の調達(収穫)はほぼ終了したので、保存食の干し野菜を使ってフィリングを作ります。

 

 

人参、カボチャ、ショウガ、ゴボウ(斜め切りと短冊切り)

 

 

水で戻します。私が現在はまっているイチ押し野菜といえば、ゴボウ(^^)。和食で使う野菜というイメージがありますが、ゴボウの強い味とクセは、個性の強い料理と驚くほど合います。干すとさらに風味が増すので、ぜひいろんな料理で試してみてください(^^)

 

 

その他には、トマト缶、玉ねぎ、にんにくを用意。

 

 

戻した干し野菜も、みじん切りにします。野菜は干すと弾力が増すので、その食感も楽しめるように、ちょっと大きめのみじん切りにしました。

 

 

玉ねぎ、にんにくの順に炒め、火が通ったら、ひき肉を投入。

 

 

肉に火が通ったら、その他の野菜を追加。

 

 

トマト缶を加え、塩、胡椒、スパイスで味付けし、蓋をして20分ほど煮込みます。やや、塩はきつめにした方が、フィリングとして存在感があって美味しいです(^^)

 

 

具として挟むので、焦げないように気をつけながらも、水分は出来るだけ飛ばします。(じゃないと、水っぽいサンドになってしまいます)

 

 

フィリングが完成したら、今度はホムスを作ります。作り方はとっても簡単♪

 

ひよこ豆は圧力鍋で、指で簡単につぶれるくらいの柔らかさに煮ます。(私は圧力鍋10分加圧でOKでした)。

 

ミキサーにホムスの材料をすべて投入。(フードプロセッサーがないので、ミキサーで代用しました)。

 

 

 

途中でかき混ぜながら撹拌すること数分で、ペースト状になり、完成。

 

 

フードプロセッサーなら、もっとなめらかなペーストになるはずですが…(^^;) ミキサーでより滑らかにしたい場合は、その分水分を多めに入れれば(ヨーグルトのホエーや豆のゆで汁などを入れる)、滑らかにはなると思います。ただし、緩すぎるペーストは垂れて食べにくい場合もあるので要注意。

 

 

ホムスは、お好みでパプリカを振りかけて完成。

 

さてさて、最後の工程に近づいてきました。いよいよ、ピタパンを焼きます! 手で成型した不格好なピタパンは、無事、中が空洞に膨らむのでしょうか?!

 

トースターで1枚ずつ焼いていきます。通常のパンに比べて薄いので、焼き時間も短いです。

 

 

おおお! 膨らんでるぅ!!!

 

 

包丁で半分に切ります。中は空洞になっているかしら…??

 

 

 

空洞になっています!!!!

 

 

売り物のピタパンならば、きっともっと薄くて、中の空洞も広いのでしょうが、とりあえず満足~~(^^)

 

もし、空洞にならなかった場合は、包丁で切り込みを入れてもOKなのだそうです。

 

 

干し野菜を使ったフィリングは作りましたが、やはり、サンドイッチなら、何らかの生野菜も欲しいところ…。

 

畑からは生野菜の調達ができないため、室内で栽培しているスプラウトを使うことにしました。

 

豆苗のスプラウトを育てています。ハサミで収穫(^^)

 

 

普段から、お昼ご飯作りには時間をかけていますが、この日は「手作り率」が高すぎて、なんとすでに2時間半が経過…! 布団干しとお昼ご飯作りだけで午前中が終わるなんて…!!

 

「芸事・創作活動としての家事」が、ますますエスカレートしている模様(^^;)

 

やっと完成した、この日の「作品」(^^)

 

 

パプリカを散らしたホムス。

 

 

干し野菜とひき肉のフィリング。

 

 

合うかな?と思って一応食卓に並べた、いただきものの玉ねぎジャム。(結局ピタサンドには使いませんでした^^;)

 

 

ピタパンと豆苗。

 

 

自家製のヨーグルトに、ミックスシードと手作りの金柑ジャムを添えたもの。

 

 

ピタパンに、ホムス、フィリング、豆苗をサンドするとこんな感じに。

 

 

3時間かけて作った甲斐があった!と思える、病みつきのウマさ(^^)!! しかも、レシピは4人分だったようで、夜ご飯と翌日も食べることが出来ました。

 

今度は麺棒を使って、薄くてきれいな楕円のピタパンを作りたいなぁ(^^)

 

ところで、今日から3月ですが、庭に早くもタンポポが!

 

 

(え? タンポポってこんなに早いっけ??)と、思わず2度見しちゃいました(^^;)

 

 

ベランダには、アシナガ蜂の女王バチが飛んでいるのも発見…(> <) こちらも早すぎる、招かれざる客です(> <)!!

 

ついこの間まで、「室内に干した洗濯物が凍る」日々を送っていたというのに、春はいきなりやって来るのですね(^^)!

 

以上、日々の暮らしでした♪