【映画監督、日々の暮らし#34】家庭菜園の鉄則=迷ったら買う!

家庭菜園の経験がまだ短い私は、同じく自家用野菜を育てている人たちと情報交換をして、おススメの野菜について教えてもらっています。例えば、初心者でも栽培が簡単とか、防虫ネットを被せなくても虫に食われ難いとか、そういう情報を聞き、自分が育てる野菜選びの参考にします。

 

「自家製だとすごく美味しい」という野菜についても教えてもらうのですが、何人かが口をそろえて「美味しい」と絶賛していたのが、意外にも「アスパラガス」と「ゴボウ」でした。

 

どちらも、トマトやキュウリのような、「家庭菜園の定番」には挙がらない野菜ですが、実は根強い人気があるようです。

 

そこで昨年、アスパラガスのタネを購入してみましたが、種から育てる場合は最初の1~2年は収穫をしないで根を育てる…というのがいまいち良く分からず、結局雑草まみれとなり、失敗してしまいました。

 

家庭菜園の本には、「初心者は2年物の苗を購入した方が良い」とも書いてあり、(難しいんだな…)と思っていました。

 

アスパラガスを育ててみたいけれど、また失敗したら嫌だし…などと思いつつ、今年は在来種の栽培で忙しくなるから、アスパラガスはやめておこうとぼんやり考えていました。

 

しかし先日、ホームセンターに行ったら、野菜苗のコーナーにアスパラガスの苗を発見!!

 

野菜の苗は、大体50円~200円程度が相場なのですが、縦長の大きなポットに入ったアスパラガスの苗は、800円ととても高価…(> <)!

 

アスパラガスは、他の野菜苗と違って、収穫ができる苗が育つまでに最低2年という時間と手間がかかることと、一度植えれば、永年性なので10年近く収穫ができる、という特殊事情があるからなのかもしれません。

 

(う~~~ん、どうしようかな)と悩みましたが、野菜の苗は、一期一会の世界。見かけたときに買わないと、もう来年まで買えないという悔しい経験を、これまでに何度もしてきたので(翌週はもちろんのこと、翌日に行ったらもう販売終了とか、本当によくあります> <)、後先を考えずに購入することにしました。

 

「迷ったら買う」、これが家庭菜園の鉄則!!!

 

さて、購入したアスパラガスの苗を、早速畑に植えることにしました。3か月後でさえここに住んでいるか分からないという状況下で、永年性の苗を植えるという私のメンタリティもいかがなものかと思いますが(^^;)、アスパラガスは10年以上同じ場所にあり続けることになるので、畑の中の、邪魔にならなそうな場所を選びました。

 

下の写真、左上の一角は「ニンニク」です。

 

 

冬の間、ニンニクの葉はやや枯れ気味でしたが、春になって息を吹き返してきました。昨年8月に植えて、収穫が6月ごろですから、栽培に10か月もかかることになります。手前2列が福岡産で、後1列が青森産です。私の庭では、福岡産の方が勢いがあるようです。

 

 

アスパラの苗は、縦に長いポットに入って売られています。

 

 

縦横60センチほどのスペースを、深さ10センチ程度まで掘り、苗を植えます。

 

 

苗をポットから取り出します。

 

 

根を傷つけないように注意しながら、土をほぐし、根を広げます。

 

 

 

土を被せます。あとは放任栽培で良く育ち、肥料は1年に1回程度で良いそうです。…ということは、アスパラ栽培の最大の難関は、苗づくりなのかもしれませんね。

 

アスパラ用に確保したスペースを、間違って他の野菜で使ってしまわないように、目印用の石で囲みました。

 

 

こんな風に囲むと、猫がトイレ代わりにしないか心配ですが(^^;)

 

 

中央には、ちょこんとアスパラガスの芽が。踏んづけないように気をつけないと!

 

 

絶賛された自家製アスパラガス、一体どんな風に育つのか楽しみです。もし、タイミングよくアスパラの苗に遭遇した人は、買ってみたら良いかも(^^)

 

以上、アスパラガスの苗植えについてでした。