【映画監督、日々の暮らし#39】シワシワ♡干し野菜の世界(キウイ・シイタケ・玉ねぎ・生姜編)

もうすっかり暖かくなり、草取りシーズンにも突入したので、これまでより起床時間を早め、畑仕事も早朝に行うことにしました。

 

とはいえ、今朝5時の気温は3℃。涼しいというより普通に寒いです(^^;)

 

 

最近は毎日平均、草取り1時間、畑仕事1時間みたいな感じで作業をしています。現在は、プラグポットにどんどん種を蒔いている状態ですが、いつの間にかこんなに増えてしまいました。これ、畑のどこに植え替えるんでしょうか?!(> <)

 

 

GW頃まで、各種野菜の種まきが続くので、最終的にはこの2倍ぐらいのプラグポットがずらり並ぶ予定です。強い雨の時は、これら軒下に移動するので、たくさんあると何気に大変なんですよね(> <)

 

まぁ、先のことはまだ考えないようにしましょう(^^;)!

 

ところで、すっかりご無沙汰してしまいましたが、以前シリーズ化して書いていた「干し野菜」について、続きをご紹介したいと思います。

 

野菜干しの最盛期は、晴天が続き空気が乾燥した真冬ですので、3か月ほど前の写真なのですが…(^^;)

 

干すのは、農産物直売所で買った、地元産の野菜と果物。

 

購入したのは、キウイ、シイタケ、玉ねぎ、生姜(生姜のみ高知産^^)。

 

 

農産物直売所は、概して、スーパーよりも安く、なおかつ味が良いのですが、それにしても「キウイ」の値段の安さに驚きました。

 

普通、スーパーでは、ニュージーランド産のキウイが1個100円弱程度で売られていますが、地元農家のキウイは、10個150円ほどで売られていました。ニュージーランド産に比べ、小ぶりで酸味が強いものの、十分美味しいです。

 

キウイがこのように袋詰めされ、激安で販売されているのを見て、(きっと大量に収穫できるんだろうな~)と想像しました。キウイ栽培は、「棚」の設置が必要にはなりますが、栽培したら良さそうですよね?

 

甘みが足りない分は、はちみつやジャムなどで補えば、美味しくいただけます♪(写真は、金柑のはちみつ&生姜シロップ漬けをかけたもの。もちろん自家製^^)。

 

 

さて、干すための下ごしらえをしていきます。きれいに乾燥させるためには、なるべく均等の厚さにすることが肝要。

 

シイタケ

 

 

キウイ

 

 

 

 

生姜

 

 

玉ねぎ

 

 

 

この時期、干しカゴは別の干し野菜で使っていたので、平たいお皿や洗いカゴなどを利用して干すことにしました。(生乾きのうちは重量もまだあるので、皿や洗いカゴのようなカバーの無いものの上に広げても、風で飛ばされないので大丈夫です^^)。

 

 

 

 

 

 

やがて乾燥が進んだら、干しカゴに移します。

 

 

 

意外に乾燥しにくいのは、玉ねぎでした。薄くても何層にもなっている野菜(長ネギなども)は、なかなか乾燥しないようです。玉ねぎは早く乾燥するように、層をばらしました。(それでもなかなか乾燥しない!^^;)

 

 

10日ほど経った状態。

 

 

 

干からびたキウイの美しさに見とれ、干し生姜のしわくちゃっぷりに驚きました(^^)

 

 

キウイの試食。酸味が増して、なんとも上品な味に。チョコレートや白ワインと合いそう♪

 

 

2週間で干しあがったので、これらの野菜を使ってスープを作ることにしました。

 

使う野菜は、玉ねぎ、シイタケ、カボチャ、人参、生姜、ニンニク、ローリエ、赤唐辛子。赤唐辛子以外は、全て自分で干した野菜です(^^)

 

 

 

スープに入れる肉は、豚のカシラ。この部位は弾力と旨みがあって、カレーやスープによく合います。干し野菜とカシラ肉の組み合わせなんて、これはもう、美味しさが保証されたようなもの♪

 

 

 

野菜は、調理の数時間前から水につけて戻します。戻した汁には美味しい出汁が染み出ていますので、捨ててしまわず、スープに使います。

 

 

鍋に、戻し汁ごと入れて煮込みます。

 

 

煮込んでいる間、1次発酵が完了したパンを成形していきます。

 

 

オリーブオイルを練り込んだシンプルなパンに、ローズマリーの生葉という組み合わせがお気に入りで、良く作ります(^^)

 

 

この日はさらに、カボチャとひまわりの種をトッピング。

 

 

 

 

完成♪

 

 

パンは美味しかったのですが…

 

 

「美味しさ絶対保証」のはずの、干し野菜と豚カシラ肉のスープは、なぜか肉の存在感が希薄…(T T)!!!

 

 

普段、肉や魚というのは、スープのメインとなる存在ですが、干し野菜たちの旨み・出汁が強くて、生から茹でたカシラ肉の味が負けているのです…!

 

干し野菜のムック本に、「野菜を干せば、動物性の出汁は使う必要がないほどの美味しい出汁が出ます」と書いてあったのを思い出しました。

 

OMG!!

 

干し野菜からの美味しい出汁に感動しつつも、私の中ではすでに次の課題が生まれていました。

 

「肉も干す!」

 

干し野菜に負けないような旨みを引き出すためには、肉も干さないといけません!!!

 

ますます昼ご飯づくりの工程が増えてしまうのですが、「手間と時間はかかるほど是」というのが、映画作りとごはんに対する私の基本方針なので(^^;)、数日後、早速リベンジの「干し肉」作りを始めました。

 

干し肉づくりについては、また後日書きます。

 

以上、シワシワ♡干し野菜の世界(キウイ・シイタケ・玉ねぎ・生姜編)でした♪