木田さんと原発、そして日本

今は福島のこと
いつかは貴方の町のこと…

ドキュメンタリー / 日本 / 2013年 / 64分

監督・撮影・編集
早川由美子
写真提供
山本宗補
映像提供(特典映像)
佐藤秀明(ricapon)

英語字幕付きDVDもあります。
海外のお友達にぜひ!

推薦のことば

原発難民の木田さんにはこの国の構造が透けて見えるのだ。
泣きそうになりながら喋る彼女の言葉は真実を突いてる。
気がついた人は後戻りはできない。茨の道を今日も行く!

武藤類子(福島原発告訴団)

木田さんが最後に語った言葉がすべてだ。
まったく同感だ。それでも、われわれも日本人。
見て見ぬふりをする者は、人間ではない。 

広瀬隆

あらすじ

前編

震災前、福島県双葉郡富岡町で暮らしていた木田節子さん。原発に近い場所に家を建てた当時のこと、原発関連企業で働く息子のこと、震災を機に変わった夫との関係、避難民になって思うこの「日本」という国について語る。これまで、“原発作業員の母”として取り上げられることの多かった木田さんだが、このインタビューではむしろ夫との関係の変化に着目。家に閉じこもっていた木田さんが、外に出て声を上げ始めるまでの過程が清々しい!

後編

2013年7月21日の、参議院議員選挙に立候補した木田さん。国政選挙へかける思い、そして東京・銀座での選挙活動をカメラは追う。“反原発”を掲げて立候補した彼女が直面する出来事は、まさに日本社会の縮図。“妻”が選挙に出る、“高卒”が政治家を目指す、“原発難民”とは名乗らせないマスメディア…。原発を支えてきた日本社会のありようが、声を上げようと立ち上がった木田さんの前に立ちはだかる。

フォトギャラリー

制作クレジット(敬称略)

  • 主な登場人物

    木田節子

  • 監督・撮影・編集

    早川由美子

  • 写真提供

    山本宗補

  • 映像提供(特典映像)

    佐藤秀明(ricapon)

  • 英語字幕翻訳

    太田エマ

  • ジャケットデザイン

    冨田吉樹

  • ドイツ語字幕翻訳

    Beatrice Jäggi

映画祭上映履歴

国内

  • 三鷹いのちと平和映画祭(2013年)

海外

  • HALBWERTSZEIT映画祭(2015年・スイス)
  • Cinema Nova(2014年・ベルギー)
  • Ecozine環境映画祭(2014年・スペイン)
  • 国際ウラニウム映画祭(2014年・ブラジル)

関連情報(敬称略)

山本宗補
フォトジャーナリスト。この映画に写真を提供して頂きました。

広瀬隆
ジャーナリスト。この映画の推薦文を書いていただきました。

福島原発告訴団
この映画の推薦文を書いていただいた武藤類子さんが団長を務める、福島原発告訴団のホームページ。