【映像あり】浜岡原発の再稼働を許さない!静岡ひまわり集会、参加レポート

年明け後はやくも1か月が過ぎてしまいましたが💦、昨年11月に開催された「浜岡原発の再稼働を許さない!! ひまわり集会inしずおか」(以下ひまわり集会)の、写真と動画による参加レポートを書きます。

 

前年のひまわり集会は、コロナの感染拡大のため開催されなかったので、今回は2年ぶりの開催となりました。

 

ひまわり集会の呼びかけチラシ

 

 

今回も、かつて経済産業省前に建てられていた脱原発テント(「反原発美術館」テント)を、ひまわり集会の会場に飾っていただけるとのことで、集会実行委員の石塚さんが事前にテントを引き取りに来てくださいました。

 

テント運び出しの様子。経産省前座り込みメンバーの山本さんも手伝いに来てくださいました。

 

 

 

現在、経産省前脱原発座り込みのドキュメンタリー映画を制作しているという学生さんが、テントの運び出しの様子を撮影してくださいました(^^)

 

 

テントの運び出し&積み込み作業自体は、早く到着していた石塚さんが、周辺の草刈りをしてくださっていたおかげもあり、15分程度で完了しました。

 

…が!

 

大家さんに事前に連絡を取った際、「今年は、これまでに見たことがないほど、柿が大量になっている」と聞いたので、柿の収穫をすることになりました。

 

たいして日当たりのよくない斜面の、なにも世話することなく生えている柿の木1本に、400個ちかくの柿が実っていたのです!

 

 

ご近所さんから高枝切りばさみを借りてきて、早速収穫を開始。収穫は、ミカン狩りのボランティアをされている石塚さんにお願いしました。

 

 

 

長いハシゴを持ってきて、高い場所にある柿を収穫。

 

 

 

場所を変えながら、さらに収穫!

 

 

 

竿を長くした状態で収穫するのは、腕が痛くなりそうです(> <)

 

 

結局、日が傾くころまで収穫作業が続きました。数えてみたら、300個近くの柿を収穫!(石塚さん、大変お疲れさまでした!!)

 

 

どれも大粒です!

 

 

この柿の木は渋柿ですが、なかには木の上で熟して渋がほとんど抜けているものもあったので、そのままいただきました。

 

 

甘くて美味しい!!

 

 

さて、こんなにもたくさんの柿は、一人100個ずつ持って帰るものと私は考えていましたが、なんと皆さん「いらない」とのことで、学生さんが6個程度もらってくれただけで、あとはすべて私が持って帰ることに!!

 

柿は、収穫するのも大変ですが、さらにそのあとの干柿にする作業(&干す場所)のことも考えねばなりません。45リットルのゴミ袋にどんどん詰められていく柿たちを見ながら、だんだん心配になってきました。

 

 

自宅に運び込まれた柿…。うちは狭い賃貸住宅ですよ…?(^^;)

 

 

ご近所さんやアルバイト先、はたまた一昨年の農業研修で一緒だった人たちにも呼び掛け、なんとか100個ほどの柿を配ることができました。

 

のこる250個ほどの渋柿を、干し柿にすべく皮むきをします。

 

 

 

 

大変とはいえひたすら皮むきをすることは出来ても、250個もの柿を吊るす場所は、私の家にはありません(> <)

 

なので、50個ほどは干し柿にはせず、「焼酎の渋抜き」をしてみました。柿のヘタの部分を30度以上の焼酎に浸したあと、逆さにして密封すれば、1~2週間ほどで渋が抜けるのだそうです。

 

私は、段ボールの底に汚れても良いタオルを敷き、その上に柿が倒れないように逆さに敷き詰めるように並べ、最後に段ボールごと大きなビニール袋に入れて口を縛るという方法でやってみることにしました。

 

成功するでしょうか?!

 

 

干柿200個は、ベランダに吊るしました。洗濯物が干せないぐらい、ベランダは柿だらけです(^^;)

 

 

干柿を仕込んで数日は晴れの日が続きましたが、ひまわり集会の日は雨予報でした。2日間不在となるので、あらかじめ大きなブルーシートを被せ、雨対策をしました。

 

 

さて、11月13日当日、新幹線に乗って静岡へ!

 

 

会場である駿府城公園に到着すると、ちょうど実行委員の方々がテントの設営を始めるところでした。

 

 

 

 

 

 

 

完成!! 皆さんが手伝ってくださったおかげで、今回も無事テントが設営されました。どうもありがとうございます!

 

 

ところで、これまでも設営の様子を動画で撮影したことが何度かあるのですが、撮っただけで編集&公開まではしたことがありませんでした。

 

でも今回は、設営までの様子を記録した映像を、編集して公開したいと思いました。

 

なぜか…というと、テント運び出しの時に撮影してくださった学生さんが、かつてのテントの様子を知らないと言っているのを聞いたのが、背景としてあったかもしれません。

 

学生さんは、現在の経産省前座り込みを、映画を見に行く途中で見つけ、好奇心から撮影を始めたと言っていました。「かつてはテントがあった」と聞いても、それがどのような大きさで、どんなふうに組み立てられたのかまでは、なかなか想像しにくいのでは?と思います。

 

その学生さんだけでなく、ここ数年で座り込みに関わるようになったという人たちにも、かつてのテントの姿を見てほしいと思い、今回は撮影した映像を編集してみようと思いました。

 

以下が、テント組み立ての映像です(約33分)。経産省の敷地に建てた時は、途中で経産省や警察などに止められてしまうことが無いよう、事前に練習し、7~8分で組み立てた…と以前お聞きしたのですが、これらの手順を見るに、そんな短い時間で組み立てるのは至難の業だと思います!

 

 

テントの設営が終わった後、テント内に青田恵子さんの布絵作品が展示されました。

 

 

 

 

青田さんは福島原発事故で南相馬の住まいを追われ、現在は滋賀県大津市に避難されています。原発事故をきっかけに、手持ちの布を使い、やるせない思いを綴った詩を添えて、布絵を作ることを始めたそうです。

 

 

 

原発事故後から作り始めたとは思えない、素晴らしい作品の数々。

 

 

 

作者の青田恵子さん。

 

 

青田さんの作品の一部は、例えば「原発を考えるびわ湖の会」のホームページ等でも紹介されています(こちら)。

 

私が青田さんと青田さんの作品を知ったのは、この日が初めてだったのですが、出会った記念に…と青田さんに差し上げた私のDVD『木田さんと原発、そして日本』で、青田さんと木田節子さんにつながりがあることを知りました!

 

原発事故後、青田さんの詩を読んで感動した木田さんが、神田香織さんの講談で、青田さんの詩「拝啓関西電力様」を朗読したそうなのです!!

 

 

 

青田さんの詩集、ぜひ多くの方に読んでいただきたいと思います。

 

それにしても青田さんの達筆ぶりがすごい! 「筆致」というのも、作品の重要な構成部分なんだなと感じさせます。

 

 

 

さて、テントの隣では、鍋田敏子さんのカレンダーが販売されていました。月ごとに、憲法の条文が書かれている「watasiの憲法カレンダー」です。

 

 

鍋田さんの最新作を、テントひろばあてに寄贈していただきました! ありがとうございます(^^)

 

 

さて、お昼過ぎになり、いよいよひまわり集会のスタート…というころになって、だんだんと雲行きが怪しくなってきました。

 

 

 

 

オープニングのアトラクションが始まるころには、とうとう雨が降り始めました…(> <)

 

 

オープニングのアトラクションは、「せやろがいおじさん」。YouTubeでは、赤いふんどし姿で知られていますが、この日は寒空の下で、赤ふんの下に防寒スパッツを履いていました。

 

 

せやろがいおじさんのYouTubeは、もちろん何度も拝見したことがありますが、スタンダップの話芸を観るのは私は初めてでした。社会問題のネタを面白おかしく話すステージを見ながら、当たり前ではありますが(お笑い芸人なんだなぁ!)と思ったのでした。

 

記念写真も撮っていただきました(^^)/

 

 

オープニング・アトラクションの後は、メイン集会。このころには、雨は結構な本降りに(> <) 私は、雨予報だったにもかかわらず、そして、干柿には大きなブルーシートを被せてきたにもかかわらず、私自身の装備は小さな折り畳み傘1本という状態でした💦

 

石塚さんからレインコートと大きな傘を貸してもらい、集会の撮影をしました。私の靴は普通のスニーカーでしたが、石塚さんは晴れ雨兼用のショートブーツを履いてきていました。

 

石塚さんたち、ひまわり集会の実行委員会の方々は、毎週金曜日夜に静岡市の青葉シンボルロードにて、脱原発のスタンディング(金曜アクション)をされています。経産省前の座り込み同様、雨でもスタンディングを行っているので、雨への備えが慣れていると感じました。

 

一方で、私自身は…

 

イギリスで『ブライアンと仲間たち』を撮影していたころや、2015年ごろに安保法案反対のデモを撮っていたころは、全天候型の屋外撮影をしていましたが、ここ数年はほとんど全くです(- -;)。

 

自身とカメラ機材の雨対策はおろか、長時間外にいるための防寒着やホッカイロ、晴れの日に履いてもおかしくないレインブーツ、お腹が空いた時の軽食(カロリーメイトなど)、モバイルバッテリーなどなど、屋外の長時間撮影のための思考と装備が、すっかりと無くなっていました!

 

雨が降ってきたら、それなりの装備にさっと着替える実行委員の方々を見ながら、私も全天候型の撮影にふたたび身を置かねば!と思ったのでした。

 

以下は、メイン集会の映像(81分)です。

 

 

雨天のため、メイン集会後のアピールパレードは中止となり、撤収作業をしました。

 

金曜アクションの事務所にて、懇親会。

 

 

 

料理が得意な人が多いです!

 

 

 

 

集会&懇親会ともに、アットホームでとても楽しい一日でした。

 

政府は、もう民意を問うことすらしないで、原発の再稼働や新規建設の方針まで打ち出しています。今年は、福島原発事故後の大きな方向転換になりかねない年です。各地で脱原発の取り組みをされている方々との交流が、ますます大事な一年になると思います。

 

ひまわり集会に、脱原発テントとともに参加できたことを、とてもありがたく思いました。

 

その日の夜はホテルに宿泊し、翌朝東京へ。

 

朝食会場に富士山が描かれているのは、静岡ならでは!?

 

 

 

テントを積んだ石塚さんの車に、私も一緒に乗せてもらい、東京方面へ。

 

 

幸い渋滞もなく、お昼前に到着しました。テントは前日の雨でびしょ濡れになってしまったので、元の場所にしまう前に、天日干しして乾かします。

 

 

バナー作品や支柱なども乾かします。

 

 

 

 

2時間ほどですっかりテント類は乾き、元の場所に戻しました。

 

静岡に戻る石塚さんを見送った後、経産省前の座り込みに、鍋田さんから寄贈されたバナーを届けに行きました。

 

月曜日の座り込みメンバーの方々。

 

 

以下の写真中央の、ひまわりと女の子のバナーは、2年前に鍋田さんから寄贈していただいた作品。皆さんに大好評です(^^)

 

 

鍋田さんには現在、テントひろばよりもう1枚バナーを制作してほしいと依頼中です。どんな作品が出来上がるのか、楽しみです♬

 

無事バナーを届けた後、帰宅しました。

 

ところで、気になる干柿ですが…

 

雨除けカバーのおかげで、濡れることもなく、その後さらに10日ほど干して完成しました!

 

 

 

3個づつラップで包み、冷蔵庫へ。冷蔵庫の一段を、干し柿だけで占領! すべて配り終えるのに、年末までかかりました。

 

 

 

 

一方、初挑戦した「焼酎の渋抜き」のほうは、仕込んでから1週間ほどで、実が柔らかくなり、皮がはじけるくらい膨張(?)してきました。

 

 

皮をむいて食べてみましたが、実は透明になっているものの、ところどころに渋が残っているようで、これが「成功」とは思えませんでした(- -)

 

 

こちらは、干柿と違い保存期間が短いので、皮をむいて冷凍庫へしまいました。焼酎の渋抜き、どのようにやれば上手くいくのでしょうか??

 

以上、半分は「柿」のことになってしまいましたが💦、2022年ひまわり集会の参加レポートでした! 企画・実行、参加された皆様、大変お疲れさまでした&ありがとうございました!!