KAWASAKIしんゆり映画祭・場外乱闘#0 「表現の自由を考える」オープンマイク・イベント当日＆翌日の早川リポート
第25回KAWASAKIしんゆり映画祭が、映画『主戦場』の上映中止報道を受けて、「しんゆり映画祭で表現の自由を問う」というオープンマイク・イベントを開催し、私はそれに参加したと前回のブログに書きました。
オープンマイク・イベントは、多数のメディアが取材をしていましたが、動画撮影と録音は事前申し込みをしたメディアに限るという「ルール」がありました。私がその「ルール」を破り、自分のメモを補完する目的で無断録音した音源をネットに公開したということで、音源公開の翌日から、映画祭事務局＆スタッフ、そしてイベントの呼びかけ人をされた映画監督の纐纈あやさんより、「ルール違反」「音声データを削除せよ」、纐纈さんからは加えて、「プライバシーの侵害として訴える」「YouTubeアカウント停止を求める」とまで言われる事態に発展しています。
これらのやり取りは、公開のTwitterとFacebook上で行われていますが、TwitterもFacebookも、YouTube同様に、「表現の自由」は関係なく、一方の申し立てに基づいてカジュアルに「削除」「アカウントのロック」などを行うことが問題になっています。
よって私は、今回のやり取りがTwitterとFacebook上にあるだけでは、いつ消されてもおかしくないので、その対策として私のブログ（ホームページ）上にも、同じ情報を掲載することにしました。
これは、「削除」「ロック」への対抗手段としてのみならず、私の活動に注目してくださっている方の中には、SNSをやらない主義の方も多いので（つい先日にはこのような報道もありましたし、SNSを使わないという判断については、私も理解します）、そういった方々に今回の件を知っていただくためにも、ブログにも掲載したいと考えました。（また、SNS上でこの問題を断片的に見聞きしている方々から、あまりにも投稿が多すぎて「何の問題が起こっているのかよく分からない」というご指摘も頂いているため、一箇所でまとめて見られるようにしたい、という目的もあります）。
まずは、「場外乱闘」前の、イベント当日＆翌日の私のリポートを以下にご紹介します。（写真、内容はすべて私のTwitterまたはFacebook公開投稿より）。
●イベント当日（参加中の実況、投稿順に）
●イベント翌日（10月31日）、「場外乱闘」が始まる前までの、私のTwitter及びFacebook上の投稿。
上記投稿は、文章が長く、全て表示した状態でのスクリーンショットが撮れないので、以下に全文を貼り付けます。
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備忘録：私はこの件を報道で知った時、市側から「懸念」を示されただけで映画祭は上映中止を決めた…という感じで理解していた。だが実際は、映画祭の事務局は、川崎市側とは何度もやり取りし、資料も何度も提出し、話し合いの機会も持ったということが、イベントでの説明と配布資料にあった経緯で分かった。#しんゆり映画祭
市側の説明はすべて、メールや文書という形では残されておらず、口頭のみ。市のやり方を警戒した映画祭スタッフが、映画祭事務局に市とやり取りする際は、文書での回答の要求や、電話の録音などしてくださいとお願いしても、事務局はそうしようとしなかった。（映画祭『主戦場』担当スタッフの発言より）
昨夜のイベントに、当事者（発端）である川崎市は不参加（お知らせしても返事なし）。
一連の経緯を聞きながら、映画祭のボランティアスタッフは、オレオレ詐欺でいうところの「受け子」だと思った。主犯の「市」の顔は全く見えず、末端の、無償の市民ボランティアたちが、リスクの高い汚れ仕事を引き受けさせられる。
更に問題なのは、川崎市に代わって手を下しているという自覚が、映画祭事務局と（一部の）ボランティアスタッフに｢ない」ということ。
｢上映しろという皆さんの圧力には屈しない」という中山代表の他、副代表の女性は、｢今、皆さんの前に立って、恐怖を感じています。皆さんが怒鳴りつける。それは言葉による暴力です」(発言の要約)、と。
別の女性（事務局かボランティアか失念）は、このイベントが映画祭主催であり、誰でも歓迎のオープンマイクイベントと銘打っておきながら、｢今日はこんなにたくさんの人が押し掛けてきて…」と！
川崎市だけでなく、そもそもこの映画祭の人たちの意識もかなり問題だ…と感じたのは、私だけではないはず。
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添付画像を以下に再掲します。（画像はスマホ等のズーム機能で、拡大してご覧いただけます）
…と、上記までの投稿を経て、10月31日20:17、私は「場外乱闘」のきっかけとなる、下記の投稿をしました。
この投稿をきっかけに、場外乱闘が始まりました。その詳細は、場外乱闘#1以降で順にご紹介します。
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▶ 場外乱闘#1：公開討論の、無断録音データの公開是非をめぐり、場外乱闘が勃発！（⇒こちら）
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▶ 第25回KAWASAKIしんゆり映画祭 映画『主戦場』上映中止を受けてのオープンマイク・イベント「しんゆり映画祭で表現の自由を問う」ノーカット音声と配布資料（⇒こちら）