2025年11月25日発行の「経産省前テントひろばニュース」第324号に、ひまわり集会の参加レポートを寄稿しました。以下に、同文を掲載します。
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浜岡原発の再稼働を許さない!ひまわり集会inしずおかに「反原発美術館」テントとともに参加して
11月16日、静岡市駿府城公園で開催された「浜岡原発の再稼働を許さない!! 11.16ひまわり集会inしずおか」に参加しました。2016年8月、経産省管理の敷地(国有地)から強制撤去された「反原発美術館」テントを、今年も集会で展示していただきました。
昨年に引き続き、宮城在住の美術作家・土屋聡さんも参加され、全国各地(仙台、福井、京都、郡山、経産省前など)の脱原発の現場のために土屋さんが描かれた作品が、テント内外に展示されました。

集会冒頭、実行委員長・林克さんの挨拶では、柏崎刈羽原発と浜岡原発の類似性が指摘されました。つい先日、新潟県知事の柏崎刈羽原発・再稼働容認発言が報道されましたが、浜岡原発はこの柏崎刈羽原発と同じタイプの原子炉(沸騰水型原子炉)だそうです。
柏崎刈羽原発では、事故時の避難道路が整備されていないとして、周辺自治体住民の61%もが再稼働に反対しています。浜岡原発も同様で、避難経路とされる道路の大半は海に面しており、事故が起きた時に機能するのか疑問視されています。
そして、柏崎刈羽原発で作られる電気は東京へ、浜岡原発で作られる電気は名古屋へ、危険だけが地元に押し付けられるという構造も同じです。だからこそ、浜岡から再稼働反対の声をあげるべきと訴えました。
集会のメインアトラクションは、フォークユニット「いなのとひら・のとこば」のライブ演奏でした。全国各地の市民運動の現場に呼ばれライブをするそうで、「想定内」「内閣総理大臣」という曲名からも分かるように、政治的な風刺・メッセージを込めた↗曲が多いです。「内閣総理大臣」は、首相が変わるたびに歌詞が変わるそうで、この日は最新の、高市早苗バージョンが披露され、会場を沸かせていました。
集会実行委員のひとり、鍋田敏子さんからは、「ひまわりちゃん」の新作バナーを寄贈して頂き、静岡から経産省前テントひろばへ届けしました。

今年も、テントの運搬を担当してくださった石塚さんはじめ、多くの方々のご協力によって、反原発美術館テントの展示を実現することができました。この場を借りてお礼申し上げます。
ひまわり集会の映像は、以下よりご覧いただけます。また、ここに紹介した以外の写真は、「反原発美術館」のFacebookアルバムにてご覧になれます。あわせてご覧ください。