【コロナウィルス】「PCR検査会場を区民に知らせるな!」世田谷区健康企画課からの電話(2020年4月27日)

※4月29日追記

 

全くつながらない世田谷区の帰国者・接触者電話相談センターですが、昨日(4月28日)付の朝日新聞報道によると、なんと電話回線が3回線(4月13日以降でもたったの6回線!)しかないのだそうです!!!

 

私は、世田谷区健康企画課・課長の大谷さんとの電話の中で、「電話回線を、例えば200~300に増やしたところで、人口92万人の世田谷区では少なすぎる」と苦情を言いましたが、まさか当時3回線しかなかったとは、想像にも及びませんでした! 今、緊急事態宣言下でも6回線…。朝日の記事では、世田谷区のセンターに電話がつながらず、検査結果を待つ間に死亡した男性の件が紹介されています。

 

大谷課長は私に対し、「PCR検査会場を公にして、何かあったらあなた個人で責任を取れるんですか?!」と強い口調で言いましたが、区の方こそ、早急に区の責任・任務を果たすべく、電話回線の増設(必要数が3桁足りないです!)・屋外も含めた検査会場の増設のために動くべきだと思います。

 

ぜひ、皆さまも世田谷区へ声を上げてください!
世田谷区ホームページ・区長へのメール(区政へのご意見)はこちら

 

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本日、2020年4月27日午前中、世田谷区健康企画課、課長のオオタニさんより、私個人の世田谷区PCR検査の体験を書いたブログとツイッターに対して、会場部分への言及と写真について削除を求める電話を頂きました(当該ブログ記事はこちら)。

 

削除は「お願い」だそうですが、そのまま掲載を続けた場合、「区の弁護士に相談する」という訴訟のほのめかしもされました(かなり強い語気で)。その電話の一部始終を録音した音声(26分)を、noteに掲載しました。

 

録音音声は以下よりお聴きいただけます:
https://note.com/yumikohayakawa/n/nf8460e4eced3

 

会話の概要書き起こしは、このブログエントリーの下部をご覧ください。

 

私は世田谷区民で、区民税も収めていますが(高額納税者ではないですが!)、その区民税を訴訟費用の原資として、PCR検査の個人的な体験を書いた私を、世田谷区は法的手段で訴えるのでしょうか??!!

 

この、世田谷区の対応について、ご意見のある方はぜひ、世田谷区のホームページ「区政へのご意見」へ、ご意見をお寄せください!! なお、ご意見の投稿は、世田谷区民、東京都民でなくても可能です。区からの回答を求めない場合は、住所・氏名などの個人情報を入力する必要もありません。

 

どうぞよろしくお願いいたします。早川由美子

 

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世田谷区健康企画課、課長のオオタニさんとの電話録音・概要書き起こし

 

わたし=早
オオタニさん=大

 

早:もしもし
大:すみません、途中で切れてしまいまして
早:すみません、さっきちょっとよく聞こえなかったんですけれども。今、静かな場所に移動しました。
大:電話、大丈夫、つながります?
早:はい、今、聞こえます

 

大:はい、今あるツイッターなんですが、ツイッター書かれているのが「区民の声」のところに来まして…
早:あ、世田谷区の区民の声ということなんですか?
大:はい。そこで会場が呟かれている、ということを、私の方でもつかみまして、今お電話しているんですね?
早:はい

 

大:はい。当初、こちらの方でお願いしていたのは、会場、この場所については、ちょっとこちらのほうで説明が足らなかったので申し訳ないのですが、取り扱いはご注意くださいということは申し上げたとは思うんですが。それは特には認識されていないんですよね?

 

早:認識というか、私はツイッターというかブログを見ていただいたら分かるかと思うんですけれども、検査を受けましょうというふうに言われて、それで、検査の会場っていうのは、保健所ではなくって、ここの場所です、と。で、ネットにも出てこないので、住所はこれです、という感じで…

 

大:そうですね

 

早:言われて、それで、1階の扉は、正面玄関は閉まっていて、電気も消えていて、やっているようには見えないんですが、地下の駐車場から守衛さんか警備の人に言って中に入ってくださいというふうに言われて。それを、場所を内緒にして下さいとか、この場所だっていうことを絶対言わないでくださいっていうことは、言われてないです。

 

大:そうですか
早:はい。ただ、保健所に行ってしまわないようにということで、勘違いして…、私はずっと電話を頂いていたのは保健所って名乗って、担当者の方が電話をくれていたんですね? なので、普通だったら保健所に行ってしまうっていう勘違いがありますよね?
大:そうですよね

 

早:なので、保健所ではなくて、三軒茶屋のなんのなんのなんじゅう…の、こういう建物ですからということで、説明を受けました。

 

大:そうですか。ちょっと、ここから先はお願いで、もうこれは、どうしてものお願いなので、聞いていただきたいんですけれども、こちらのほうで、場所の件についてご報告しなかったのは本当に申し訳ないと思っています。
早:はい

 

大:この会場自体はもう、ご覧の通り使われてない建物なんですね
早:あ~、普段は使われてないんですか?
大:もう使ってないです。移転…。あえてそういう場所を選んで、検査をしているんですね。
早:それはどうしてですか?
大:まあ、通常使っている施設ですと、他の区民の方との動線もあるので、あの建物は、検査以外の方は誰も入らないんですよ。
早:うんうん

 

大:なので、この建物の内容が、ツイッターだったりとかブログに残っていると、ここに行けばできると思って、検査に行く人が必ず出てくるんですよ。
早:うんうん

 

大:ただ、こちらにもお電話いただいた通り、一度お電話を頂いて伺っていただくという形になるんですね。
早:そうですよね。
大:はい。なので、ブログとツイッターを削除頂けないでしょうかというお願いです。

 

早:それで、私はブログの方にも書いているんですけれども、その、実際電話というのが、最初はかかりつけ医のほうに電話をするようにと言われて、私は今まで自分が普通に風邪を引いたときに、のどの症状だったり、のどと鼻の症状だったりするので、耳鼻咽喉科に、内科というより耳鼻咽喉科に通っていたので、そこに電話をしたんですけれども、そしたら、厚生労働省のマニュアルにも書いてあるような流れのことを言われて、世田谷区に住んでいる人だったらば、世田谷区の接触者・帰国者外来っていう…、あ、帰国者センターか、そこに電話をしてくださいということで電話番号を教えられたんですけれども、でもそれが、ほんっとにつながらないんですよ。
大:はい

 

早:ほんっとにつながらなくって。そういう声って、いっぱい出ていると思うんですけれども。
大:ええ
早:例えばそれが、ホームページとかで、チェックリストか何か、ポンポンポンって選んでいって、それで症状を書く欄があって、それが順次保健所の方に審査していただける、あ、これは大丈夫とか、これはダメとかね。順番通り受け付けてもらえるというのだったら、私もまだ分かるんです。
大:ええ

 

早:ただ、この番号ひとつ、電話をかけて、それが実際…。私も実際、電話で相談、繋いでいただいて分かったことなんですけれども、症状の電話、症状を話したり、こちらから言ったり、向こうから質問を頂くっていうのは、やっぱりそれなりに時間のかかることなんですよね?
大:ええ

 

早:10分なり15分なり…まぁ、人によってはもっと長いのかもしれないけれども、どういう職場で働いているか、どういう状態で今いるのかとか、家族の…家の様子? 部屋が何部屋あるかとかっていうことも説明しなきゃいけない。
大:ええ

 

早:それによって、一緒に家族も(検査を)受けるのか、それとも自分一人で良いのかということもありますから、やっぱり一個一個の電話も長くなるとは思うんです。
大:ええ

 

早:それは実際やって分かりました。ただ、その電話の回線がどのぐらいあるのか私は全然分かりませんが、私も、もうず~っと家にいたし、ず~っと不安な状態だったので、ず~っとかけ続けてたんですね。
大:ええ

 

早:私の方でも頑張って掛け続けたんです。
大:かけ続けていた、はい。

 

早:ほんとにかけ続けてたんです。時間帯も日も変えて。
大:ええ

 

早:だけどほんっとにつながらないんですよ
大:ほんとにつながらない、はい。

 

早:それを、ここで(検査を)やってるって分かったら、殺到してしまうから困る、とかね、あとは、医療崩壊とかね、そういう声がいろいろあるのも私分かりますけれども、例えば区民の人に、じゃあ、区民が来ないように、困っている区民が来ないように、その場所を秘密にしておくとかね、それもまたね、今、自宅で、症状があるにもかかわらず、自宅にいて様子を見てくださいって言われている間に重症化をして亡くなる、亡くなり始めている人のことも、今は問題になっているかと思います。
大:ええ

 

早:ほんとに…あの、私も行ってみて思ったんですけれども、検査の会場が明らかになったら人が殺到するっていう心配をもちろん持たれるとは思うんですが、行ったら…
大:ええ、すごく心配なんです。なのでお願いをしているんです

 

早:分かってるんですけど、ちょっといいですか?
大:はい

 

早:そこで、実際にね、感染のリスクがすごい高い人たちが集まる、その検査会場っていうのはそういう場所なので、そこにね、好奇心なり、本当に少ない不安で行く人っていうのは、いないと思うんです。だって、検査を受けに行くだけで、私たちもそうですけれども、感染、そこで感染のリスクが高まるっていうことが、だって、本当に、感染がかなり疑われる人ばっかり集まるわけじゃないですか?
大:はい

 

早:だから、そんな好奇心だけでは、(検査会場には)行けないです
大:はい

 

早:ほんとに、私はその時、(陰性だったら検査費用が)4万円かかるかもしれない、8万円かかるかもしれない、さらには自分がそこで感染してしまうかもしれないっていう、その危険も承知したうえで行っているので…
大:行ってるんですよね

 

早:スーパー(マーケット)とかのように、スーパーとかドン・キホーテとかね、そういうところが今混みあってるという風なことも、ニュースでもやってるし、自分でも行って見て知っていますけれども
大:ええ

 

早:そういうこととはまた違うと思うし、だったら、軽症の人たちは、ず~っとつながらない電話を待って、その間に重症化して救急車で運ばれたらやっと検査を受け(させ)てもらえるかっていうと、それも私は違うと思っているし、どうして区民に検査の場所が…、検査が受けられないような電話番号だけ教えられて、(検査が)行われている場所さえも、そんな。上の階は電気がつけてないで、下の階に入っていくような形になっているんだろう?って、それはそれで、区民は疑心暗鬼になるのではないか、とも思うんです。
大:ええ

 

大:疑心暗鬼になるのはわかるんですけれども、ここに関しては公開してない場所ということは、再三申し上げてますので
早:今は(この電話では)聞きました
大:これは削除をお願いするというのが、私たちの立場です。

 

早:はい。あの、お願いされているというのは、分かりました
大:はい?

 

早:お願いを、今、していただいているというのは分かりました。
大:はい

 

早:電話も確かにいただきました。
大:はい

 

大:で、お願いではないです。これ、このままお願いではなくて、ずっと(ツイッターやブログを)出し続けた場合というのは、わたくしのほうも、区の弁護士のほうとご相談させていただいくということになりますけど?
早:あ、そうですか。じゃあ、そのような手続きについても分かりました。

 

大:「わかりました」っていうのは、どういうことですか?
早:あの、「言い分について分かりました」っていうことです。

 

大:削除の約束は…
早:あの、削除の約束は…
大:削除の約束はしていただけますか?
早:それは、今ここで約束することはできないです

 

大:どういう意味でしょうか?
早:削除する・しないっていうのを、今、この電話で私が約束するということができない、ということです。

 

大:誰かに相談する必要ありますか?
早:私は今、ここでお願いされて、削除するっていうことを約束するっていうのが、できないです…っていうことです。

 

大:なぜですか?
早:なぜですかって…

 

早:なぜですかって言われても、わたし今…
大:ここにツイートが残っていれば…
早:それこそわたし今…
大:必ず関係者の方が、(検査会場に)行きますよ
早:うんうん。で、私ね…

 

大:それによって、検査を受けられない人がまた増えるんですよ
早:うん
大:殺到した場合、責任取れますか?
早:あの、わたし…
大:検査に殺到した場合に、責任取れますか?って申し上げているんです

 

早:でも、そう言われたら、わたしも電話が…
大:そういうツイートで、検査の体制を覆すことによって、救われる命も救われなくなるんですよ。それに対してご自身が個人で責任を取れますかって申し上げているんです

 

早:意見はわかり…
大:どういう意味ですか?

 

早:それで、ちょっと聞いてほしいんですけど、私にそういう一個人のね、責任とかっていう風におっしゃる場合、例えば、電話が全くつながらないっていう間に、重症化して亡くなる方の責任も、区役所のほうは取れるんですか?
大:それは当然認識しています

 

早:「認識」っていっても、(責任は)取れるんですか?
大:認識はしています

 

早:うん、でも全然つながらないです
大:いただいた電話のときよりも、広げています
早:でも、つながらないです
大:それはその、はい
早:はい。全然つながらないです

 

大:お電話を頂いたときよりもさらに広げてはいるので、そこはいま、改善はさせていただいています。
早:うん、でも、本当に…、あの、「外に出ないでくれ」とかね、あと、陽性なのに…、検査を受けた後に言われたのが、陽性なのに入院または自宅待機とかって(保健所から)言われたりもして、実際に、実際の数はわかりませんが、陽性でも自宅待機と(保健所から)言われたりするっていうふうな状況も(あると)言われたし…
大:まあ、そうですね

 

早:(紙にも)書いてあったので…
大:まぁ、一般的には
早:そうだと思います。(でも)それで、やっぱりその人たち(=陽性と判明した人たち)だって、保健所の方で(入院か自宅待機かを)判断して、「自宅待機してください」って言われても、例えば、独り暮らしの人だったら、3日に一回は買い物に行かなきゃいけないことだってあります。
大:ええ、そうですよね

 

早:そういう場合に、例えば、(自宅待機と保健所で判断されて、自宅で重症化して亡くなるなど)どうなるのかって…。どこまでいっても、その「責任」っていうのが、個人だったり、区だったり、それはだれが責任を(取るのか)…。じゃあ、どこまで、誰が、なんの責任を持つのかっていうのが、ちょっと私は…(わからない・なんともいえない)。区の方も、(検査が受けられない状況に対して)努力してる、認識をしている、対策を広げていっているとかって言っても、じゃあどこまで(区の責任が)っていうのはついて回りますし、個人でも(責任を)どこまで(問うのか)っていうのがあると思います。陽性の患者でもね。
大:はい

 

早:だからそれはどこまで行っても、(区も個人も)どちらも、責任が果たしてどこまで取れるんですか?っていうのは、私は逆に聞きたいんです。
大:うん

 

早:それで、私自身は、もう検査が、国によっては、とか、(日本でも)自治体によっては、ウォークスルーですか、ドライブスルーですか
大:はい
早:そういった検査をやっているところもあります
大:はい。で、ここ、世田谷の中でも、検査の枠を拡大しようと思って
早:うんうん

 

大:始めたところなんです
早:はい。ぜひお願いしたいです。しかも世田谷の場合は…

 

大:それ(検査場所)は、外部の方には伝えないでと再三申し上げている通り、もうこれ以上伝えないでいただきたいんですよ。ブログもツイッターも含めて。
早:あの、私が思うに、あの保健所(正しくは検査会場)だと、やっぱり感染のリスクを避けるために、(検査を受けられるのは)30分に3組程度なんじゃないかなぁと思うんですね?
大:ええ

 

早:部屋も限られているし、「密」を避けるために。で、実際そんなペースだろうと思うんですけれども、世田谷が92万人の人口があって、一応東京都内で一番、最多の感染者数があるっていうことで、もう、あそこ(検査会場)に殺到しないでくれとか言ったところで、殺到しないでくれと言われたところで、あそこで検査を続けるの自体が難しいと思うんですよ。
大:まあ、それは区としては判断がありますから、ご意見としては伺いますけれども…

 

早:あれじゃあ1日100人も出来ない
大:まあ、それは、どんな施設でも限界がありますよね
早:検査体制が、あそこでやってます、やってます、電話を増やしました、とかって言っても、そもそも(92万人都市の検査会場として)無理だと思います。
大:ええ

 

早:だから、私も知らないこれからまた新たな場所をどんどん増やしていくべきだと思います。
大:それはまさに今、調整をしているところで…
早:はい
大:(検査会場を)広げるって言うのは、今申し上げられないですけれども…広げる「準備」はしています。

 

早:はい、だからもう、場所も(現在の検査会場から)変えて、屋外でもやって、屋内でもどこかの空いている施設でやって、それ(今後増えていくかもしれない検査会場)はもう私が知りようがないですけど、色んな区民の人が、本当に…、緊急事態宣言が解除されたら、さらにもう、「(コロナウィルスは)収束した」っていう、「収束に向かっている」っていうことで、逆に検査体制って減っていく(減らされていく)と思うんです。
大:そうですよね

 

早:それで逆にね、官僚とか学者の好奇心を満たすような抗体検査、しかも結果は本人に知らせないとかって言う、ああいう形にシフトしていくと思うんですよ。
大:はい

 

早:でもわたしは、緊急事態宣言って言ったら、緊急事態宣言なんだから、こういう時こそ、もう本当、「(検査体制拡大を)検討している」とか、「徐々に増やしている」って言うんじゃなくて、もうそれこそ、学校のグラウンドとか使って、もう外から見えたって、どんどんドライブスルーの検査とかやってくださいって、(区に)お願いしたいです。
大:はい

 

早:で、そういうふうになったら(屋外の検査会場がどんどん増えたら)、もう場所がどこで、ここの一箇所だけでやってるとかね、上の電気を消してやってるここに行けばいいとかね、もう、そういう風なレベルのことをいちいち(私に)怒っているようなレベル(状況)じゃないんです。
大:うん

 

早:もうほんとに、私なんかはまだ良かった(症状が軽症だった)と思います。今は症状ないしね。
大:ええ

 

早:だけど、本当に困っている人が、もうつながらないっていう、その状況があるので。だから、「あそこの場所が知られて困る」というの自体が、もう本当に(検査体制の拡充が)遅すぎるって、私は思います。
大:ええ。でも(ツイッターに場所を書かれては)困るので、やっぱりこれは消していただかないといけないんですよ。

 

早:だからその意見は、もう再三私は今電話で言っていただきましたので、その(消してくれという)意見を頂いたということはもちろん…
大:「意見を頂いた」じゃなくて、「今すぐ消してください」です
早:だからその「要望」を区の方でされて…。あの、すみません、ちなみに担当の部署と名前も教えていただけますか?

 

大:(世田谷区)健康企画課と申します。
早:はい。で、今電話をくださっているのはどなたですか?
大:私は課長のオオタニと申します。
早:あ、そうですか。じゃあ、そのオオタニさんの、個人の意見としてではなく、「課」の意見として今いただいている…
大:「区」の意見として、まあ「お願い」をしているというところです
早:わかりました

 

大:なるべく多くの方が検査に行くためには、今の段階ではこれを(削除を)お願いするしかないんですよ。
早:今、なるべく多くのって言っても、あれ(現在の検査会場&体制)は少なすぎます
大:(苦笑)まあ、そうなんですけれども

 

早:あの一箇所じゃ、絶対だめです
大:はい
早:あそこだったら、私も1日百人以下しかできない(と想像できる)し、それ以上(の人数を)あそこでやってはいけないっていうのは、私はわかります。
大:はい

 

早:だって、もう、感染のリスク…、あそこで働いている人だって、(検査を)受けに来た人だって、感染のリスクがあるのですから、あそこでは1日百人が限界だろうと思います。
大:ええ

 

早:それを増やしてくれ(だとか)、あそこでさらに(検査件数を)増やしてくれなんて、私は言いません。でももっと、他の場所でやってくださいって、もっと他の場所でもできるようにしてください。
大:はい
早:もう、お願いします、本当に
大:あの、今日の時点では(検査場所を増やすとは)言えないんですよ。でも、もうすぐそれは言える状況になりますので…

 

早:本当にそうです(増やしてほしいです)。だって、ゴールデンウィークが明けたら、一応(緊急事態宣言が)解除されるかもしれないし、延期されるかもしれないんですよね?
大:そうですね
早:だから「今」が正念場なんですよね。
大:はい

 

早:本当に、もう、健康のこと…それこそ、私は区民の立場に(保健所も)立ってほしい。
大:はい
早:行政の立場も分かるけど、本当に区民の立場に立ってほしいし、わたしたちもすごい我慢をして、協力しているつもりです
大:はい

 

早:夫も私も仕事に行かないで、今、そんな補償がもらえるような仕事じゃないので。テレワークができるような仕事でもないので。
大:そうですね
早:なので、わたしも、自分勝手なわがままな行動をしているとは、自分では正直思いません。で、もっともっと(検査会場・体制を)増やしてほしいと思って、これ(検査会場を区民に知らせない現在の体制)をどうなんだろうと思って、自分の(PCR検査を受けた)体験だけを書きました。

 

大:まあ、体験だけなんですけど、建物の名前が(ブログに書かれているから)ね…。書いてますし、写真まで入ってますよね?
早:はい、そうです。
大:そこはなんとかならないんですかねぇ?
早:でも、建物の名前とか外観っていうのは…、まぁ、私さっきもう言ったとおり、あそこだけで(検査を)やってちゃだめだって…
大:あ、それは、はい、ご意見は頂いていますし、我々は認識してます、はい

 

早:で、やっぱり(検査は)屋外の方が(良い)。わたし、なんだかんだ言って、検査の時間自体は2分半ぐらいで、私は終わりましたけれども、やっぱり、前の人が(検査を)終わるまで待って、そのかん、椅子とかを消毒していただいていて、そのあと問診とか、今後の説明があって…で、15分ぐらいあの建物の中にいる(いた)わけなんですよ、普通ね。
大:ええ

 

早:普通ね、(検査が)スムーズに行ってもね。私たち(の検査)はスムーズだったんですけれども。
大:はい
早:そう考えるとやっぱり、屋外の方がいいと、私は実際に(検査を)受けさせていただいた区民の声として(世田谷区に)言いたいんですが。
大:はい

 

早:屋外とか、あと、ドライブスルーっていうのは、やっぱり合理的だと思うんですよ。
大:そうですよね
早:で、例えば、ドライブスルーとかにした場合とか、ウォークスルーとかにする場合って、もうある程度(検査)場所って(多くの区民に)知られちゃうと思うんですね
大:それはそうですね
早:はい
大:そうなった場合はそうですね

 

早:そうです。で、だから、そういう風な状態(屋外でのドライブスルー&ウォーキングスルー)に、今すぐすべき、もう、本当に、明日、明後日にでもすべきっていう状況の中で、このひとつの建物だけ(ブログとツイッターから)消せって言うのは、ネットに載せるなって言うのは、おかしいって私は思います。
大:いえ、そこでネットに出していることによって、区民の方がそこに行く可能性も当然ありますから
早:はい

 

大:そこはあの、ご理解いただきたいんです。やっぱり、電話で相談を受けてから、検査に行くっていう流れ自体、我々も変えられないんですよ。
早:どうして変えられないんですか?
大:それはもう「国」の通知があるので、直接(検査会場に)行っては…

 

早:うんうん、まあ、でも、それは分かります。
大:であればやっぱり、建物っていうのは削除するのが必要なんですよ。

 

早:でも、例えばね、電話回線を増やしたところで、例えば200~300に増やしたところで、やっぱり、世田谷区の人口の多さを考えると、その実際に(検査を)やってみた自分の感触としては、「電話がつながった人」(が相談や検査を受けられる)というよりも、「受付順」にしていただいた方がいいかなと思うんですね。
大:あ~、受付順ですね

 

早:はい。だから必ず、心配があって連絡をした人は処理(受理)される、と
大:はい
早:でも、それでもなお…ですけど、うちは今、社会福祉協議会の、コロナ(感染)とは別で、生活相談で、区役所だの、社会福祉協議会とか(相談に)行っているんですけれども
大:はい

 

早:社会福祉協議会のほうも、相談(の予約)が最短で3週間待ちって言われたんですよ。
大:あ~、そうなんですね
早:はい。だから、コロナウィルス(PCR検査)だって、コロナウィルスこそ、もっと、例えば、受付順にして、一生懸命(保健所の)皆さんが処理してくれようとしたとしても、やっぱり(社会福祉協議会と)同じように、3週間待ち、4週間待ちって言われることもありえるんじゃないかなぁと(私は思います)。
大:うん

 

早:その制度を一応利用させてもらった区民としては、社会福祉協議会なんかのケースを見ると、(PCR検査も受付順にした場合)平気で3~4週間待ちって言われる可能性もありますね。
大:う~ん、まあ、社会福祉協議会の方は(そうだったということですね)
早:そうそう

 

早:でも、コロナウィルスだって(同じようになると思います)。社会福祉協議会のほうは、電話がつながらないと、あっち(社福の事務所)でも受付してますけれども、それで3週間待ちって言われたんですよ。
大:ええ

 

早:だから、コロナウィルスの方が(PCR検査の方が)、もっと、テレワークができない人とか、症状がある人がいっぱいいると思うので、(受付順にしたら)3週間待ちどころじゃないだろうなぁっていう、「読み」はあります。
大:まあ、コロナの方(PCR検査の方)は、そこまでお待たせはしていないので…
早:あの、(症状があり検査を希望する人)全員を受け付けた場合です。
大:ああ、全員をですね? それはそうなりますね

 

早:今は電話が、ほぼ不可能な電話が繋がった人だけを対象にしているので、もちろん3~4週間も待つなんていうことはないんですけれども。
大:はい

 

早:とりあえず、ちょっと平行線だと思うので、私はオオタニさんが、(区を)代表して電話をくださって、「区の意見」というのを私に伝えてくれたというのは、私の方でも、もちろん今全部(オオタニさんが)言っていることをお聞きしましたし、私の方は私で、オオタニさんの意見とは違うとは思うんですが、私の方は私の方で、自分の考えでやっております
大:まあ、そうですね

 

早:ということで、ちょっと平行線なので、まあ、いったん電話を切って、それでまた、オオタニさんのほうで、また次の何かがあるんだったら、また…
大:はい。またこちらからご連絡していいですか?
早:はい、もちろんです

 

大:はい。あの、お考えが(その後)どうなったかっていうことも含めて…
早:わかりました
大:はい
早:はい
大:はい、ではすみません
早:はい
大:よろしくお願いします
早:はい、ありがとうございます
大:はい、失礼します
早:はい、失礼します
(電話を切る)

 

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今後また何か進展がありましたら、このホームページ(ブログ)、Twitter、noteなどでお知らせします。どうぞよろしくお願いいたします。

 

※4月30日追記

 

世田谷区保健所は、「検査会場が知られてしまったら、検査を受けたい区民が殺到する」と主張していますが、本当にそうでしょうか? とあるメディアの記者の方によれば、他の自治体では、検査会場でメディアの取材対応などをしており、検査会場が事実上公となっているところもあるそうです。また、クラスター感染が発生した場所や民間病院でも検査が行われていることは、既に報道されている通りです。軽症の陽性患者受け入れを表明しているホテルも多数あります。

 

果たして、それらの場所に人々が検査を求めて押し寄せているでしょうか? むしろ、感染のリスクが非常に高い場所ですから、うかつには近づきたくないと考える人の方が多いのではないでしょうか??

 

私がブログに掲載した、検査会場内部の写真をご覧になった方からは、「感染対策がほとんどされていないようで、検査を受けに行くことで二次感染してしまいそう」という意見を頂きました。世田谷区保健所が、検査会場の場所や内部の写真を削除せよと私に求める背景には、「検査件数を増やしたくない」「感染防止策の緩さを指摘されたくない」という思惑もあるのかもしれません。

 

世田谷区ホームページ・区長へのメール(区政へのご意見)はこちら

 

※5月11日追記

 

世田谷区健康企画課・課長の大谷さんからの削除要請に抗議するため、5月11日に世田谷区「区長へのメール」あてにメールを出しました。メールの内容はこちらをご覧ください。