【動画あり】日本に民主主義はあるのか? ウクライナへの侵攻に反対するロシア大使館前抗議(2022年2月27日)

昨日(2月27日)、ウクライナへの侵攻に反対し、ロシア大使館に抗議をしようと、多数の市民が集まりました。しかし、2月25日同様、警察は飯倉交差点付近で抗議者たちを足止めさせ、5人ずつ交代でしか大使館前で抗議をさせないという規制をしました。(2月25日の様子については、こちらの記事をご覧ください)。

 

以下、昨日の抗議の様子を、私のツイッターから引用し、掲載します。(誤字・説明不足の部分を、最小限で修正・補足しています)

 

〇2022年2月27日13:55

 

今、飯倉交差点にいます。ウクライナ侵攻に反対するため、ロシア大使館前で抗議をしたい人たちが長蛇の列。今日も警察の規制で、最大5人。恣意的な運用で、人によって3人だったりする。長蛇の列は麻布インテリアまで。今の最前列の人は、すでに1時間以上待たされているとのこと。

 

 

 

 

 

〇同日14:08

 

もうずっと待たされている市民たち。結構日差しが強い。狭いコーンのエリアに押し込まれ、自由に動けない。最後列の人たちは5時間位待たされるだろう。中には子連れ参加の方も。早く抗議させろと騒然となっています。

 

 

 

 

 

〇同日14:21

 

飯倉交差点。ウクライナの国歌や民謡などが合唱されています。歌詞が知りたい!

 

 

 

〇同日14:37

 

ちなみに松屋前で歌っていた方々は、今やっとロシア大使館前に。

 

 

 

 

〇同日14:56

 

警察によれば、今やっと21組目。2時間近く待ってロシア大使館前にたどり着いた女性たちは、閑散とした大使館前の様子に拍子抜け。なぜ皆をここにこさせないのか、と警官に詰め寄った。警官は「麻布警察署の指示で5人まで。周辺のマンション住民にも配慮」と。

 

それを聞いたウクライナ人だという女性は、「マンション? ウクライナのマンションは破壊されている!」とその場で叫んで泣き崩れた。こんなことが問題になるのが、ただ恥ずかしく情けない。。。

 

 

〇同日15:04

 

ちなみに今日13時に飯倉交差点に着いた時、14時渋谷ハチ公前で抗議をする自治体議員、呼びかけ人の方々がいたので、大使館前抗議に同行し、その後渋谷に歩いて向かうというので、自己紹介し六本木まで一緒に歩き、なぜ今日の抗議場所がロシア大使館前からハチ公前に変更になったのかを聞きました。

 

 

 

 

議員によれば、ロシア大使館前は普段からバリケードがあって、近寄れない、大使館前抗議の呼びかけをするのが初めてで、そういう運用だと知らなかった、だから場所を変更した、不特定多数に呼びかけるので、どういう人たちがくるかわからない、今、議会開催中なので捕まって議会に穴を開けてはいけない。とにかく安全にやることを優先した、と、大まかにはそういう説明でした。大使館前じゃなくても、どこでもアピールすべきと言われたので、私は、そうだけど、もともとロシア大使館前となっていたのを変更するのはおかしい、今後、ウクライナ問題に限らず、規制されるようになるとだけ伝えました。

 

〇同日15:25

 

私はここで飯倉交差点を離れます。今の飯倉交差点の状態です。最後列はセブンイレブン前。減ったというより、意味不明な待ち時間にうんざりして、抗議を諦め帰って行った人もかなりいます。今の最後列の人もあと2時間は待つでしょう。日が傾いて日陰となり、だんだん風が強くなって来ました😣

 

 

 

 

この日撮影した映像を、編集し18分にまとめました。以下よりご覧いただけます。ぜひご覧ください。

 

 

2022年3月2日追記:

 

27日のロシア大使館前抗議では、気持ち悪い光景がありました。一度に5人までしか大使館前で抗議をさせないという警察のやり方に、おかしい、これでは抗議ではない、なぜここで抗議をさせない、日本は嘘つきと怒るウクライナ人女性が怒りに震え泣き始めると、ここぞとばかりに取材陣がシャッターを切り始めたのです。

 

大泣きしながら警察に抗議する女性に、カメラマンは(ロシア大使館建物が背景になるよう)「私の方を向いてください」と振り向かせ、「シュプレヒコールもお願いします」とリクエスト!! まるで、祖国を想い、ロシア大使館に向かって泣き叫んでいるかのような光景に仕立てて撮影をしました。これでは、文脈が全く違う「涙の利用(悪用)」です。

 

彼女たちはもちろん、ロシア大使館に抗議をしようとここに来ました。しかし、この瞬間の彼女たちの怒りや涙は、警察(日本)が引き起こし、日本に向けられたものです。そしてそれは本来、不要なものだったはずです。人々が抗議に来ているという以前に、この状況のおかしさはおかしさとしてそのまま伝えるべきだと思います。