2023年映像ワークショップ振り返り#4:いよいよ開講! Macユーザーは意外と多かった!

2023年5月13日から、全8回の映像ワークショップが始まりました。前半の様子を、当時のX投稿も引用しながら紹介します。

 

〇講座第1回目のX投稿:2023年5月14日
昨日の映像ワークショップ初回、無事終わりました😀 レジメを作成している段階から、てんこ盛り過ぎるのでは?と危惧していたら、案の定、講座の時間を10分ほどオーバーしてしまいました💦💦 次の予定がある人もいるのですから時間厳守しなくてはと反省。

 

 

どこで担当するワークショップでも、私は初回の自己紹介の時間を大事にしています。私の自己紹介もしますが、受講者の方々の自己紹介というのは、講座を運営する上で参考になる情報が詰まっていると感じます。

 

例えば、この講座を受講する動機。自分の家族を撮りたい、自作の芸術作品を映像で紹介したい、関わっている活動(市民運動や労働組合など)の記録を撮りたい、撮影はできるので編集が出来るようになりたい、などの動機が多いです。

 

これら受講の動機を把握することで、撮影や編集に関する何かの事例を紹介するときに、その人の経験から思う解決策を語ってもらったりします。例えば、「初対面の人にインタビューをする際、どのようにして相手の緊張をほぐし、打ち解けてもらうか?」という事例ならば、様々な人の家に入って介助をするヘルパーのお仕事をされている人に、日々の業務で実践されているコツを話してもらい、みんなで共有するとか。映像制作の経験がゼロでも、その人のこれまでの人生で培った様々なスキルが、映像制作に役立つのではと思います。

 

…ただ、自己紹介タイムで盛り上がりすぎると、講座の時間がオーバーしてしまうので、そこは気をつけなければなりませんが(^^;)!

 

〇講座第2回目のX投稿:2023年5月27日
シビルの映像ワークショップ2回目、無事終わりました! 今日はいろんな映像を観ていただき、全員の方にたくさん発言もしていただきました。ワークショップのあとはお腹が空き、家にたどり着くまでがまん出来なかったので、コメダに入りました😋

 

 

この第2回目の投稿では、まだ余裕(?)が感じられますが、この時点ですでに、今回の最大の懸案事項である「編集ソフト」について、さらに不安にさせる要因が生じていました。

 

というのも、#2で書いたとおり、「この講座で使用するパソコンはWindowsに限定する」と募集チラシに書いていましたが、開講後、Macユーザーが5名もいることが判明したのです!! 講座初回のアンケートや、その後に個別にいただいた連絡などで、「実はMacしか持っていなくて…」とか「Macなので、講座のためにWindowsを購入した方が良いでしょうか」と書いている方々がいて!! 15名の受講者のうち、1/3がMacユーザーという、予期しない結果となりました。

 

この講座のため(だけ)にWindowsを買うとしたら、それは全くもったいないことですし、編集ソフトは使わないと忘れるので、自分のパソコンで編集ソフトを使えるのが一番というのは明らかなこと…。

 

偶然、今回から使う高機能な編集ソフトが、Windows、Mac、そしてLinuxでも使えると知ったので、講座でMacを使いたい人はMacを使う、ということにしました。講座内で、WindowsとMacの操作の違いが出てきたらどうするのか等の課題はあるものの、Macユーザーが5名もいるというのは、逆にユーザー同士で教えあうことも出来るので、ひとり講師体制としては助かる側面もあるかもしれないと考えました。

 

まあ、そもそも、WindowsかMacか以前に、私自身が今回の編集ソフトについて、未知で不慣れな部分が多かったので、時間を見つけてはソフトをいじるようにしていました。当時のX投稿です:

 

2023年5月30日
今回の映像ワークショップでは、新しい編集ソフトを使うことにしていて、最近はそのソフトをできるだけ触って慣れ、良い点・悪い点をなるべく把握しようとしているのですが(でもまだまだ足りない💦)、Macでもダウンロード出来るので、Mac使用希望者のかたに先行してソフトをお伝えしていたら(続く)

 

【承前】Macで生ずる問題についての連絡をいただきました💦 ネットで調べて問題は解決したそうですが。講座はWindowsベースなので、私はMacで試してなかったのですが、普段はほとんど使わないでしまってあるMacでも、自分で実際にインストールして、試してみなければダメですね💦

 

【承前】とても気になるものの、今日はもうこんな時間ですから、頭が働かないので、もう寝て、明日朝から試してみようと思います。今回講座内でMac使用希望者が、5名もいらっしゃいます😮!(でもある程度人数がいるというのは、ユーザー同士教え合えるので、私としては助かる面もあります!) ただし、綱渡り!!

 

上記Xの投稿の中の、「Macで生ずる問題」というのは、具体的には、「SDカードに記録された映像がMacに読み込めない」ということでした。Macに読み込めなければ、編集ソフトでも読み込めず、編集が出来ない…ということになってしまいます(> <)

 

SDカードの映像がパソコンに読み込まれないなんて、そんなことあるのかなぁ??と驚きましたが、そもそも、私はMacでSDカードを読み込んだ経験すらなかったのでした。実際、自分のビデオカメラ(Panasonic製)で撮影したSDカードを、Macに差し込んでみます…

 

…確かに! どこに映像が入っているのか、わかりません!! Windowsなら出てくるはず・あるはずの場所に、映像ファイルらしきものが「ない」😮!!

 

ネットで「Mac SDカード 動画ファイル 読み込めない」などのキーワードで調べると、SONYやPanasonicの映像規格(AVCHD)とMacとの互換性の問題で、Macでそれらの映像を読み込むときには、Windowsとは異なる手順を踏むということが分かりました。その時のX投稿です:

 

2023年5月31日
さて昨夜判明した、編集ソフトとMac、SONY、Panasonic間の互換性の問題(AVCHDの規格が原因らしい)について、私も実際に試してみるべく、MacとSONY、Panasonicのカメラでやってみます! 早速作業を…と思いきや、Macを立ち上げるのが久しぶりすぎて、システムアップデートに時間がかかってます😅

 

【承前】Macでのダウンロード方法を解説したブログや、YouTubeでみた限りでは、編集ソフトの画面構成はWindows版と同じ造りに見えたので、講座でWindowsとMacが混在しても大丈夫だろうと思ったのですが、まさかその手前の、映像が読み込めない問題があったとは! やはり、私自身も試してみるのが大事と気づかされました。

 

Panasonicのビデオカメラと、SONYのデジカメ

 

 

ネットで調べたとおりの手順で、Macに取り込めるでしょうか…?

 

 

【承前】MacでのAVCHDファイル読み込み、編集ソフトでの動作確認、ひと通り終了! ポイントは、右クリック「パッケージの内容を表示」を数回繰り返して深い階層までいけば、ファイルの取り出しができる⇒編集ソフトに読み込み、編集が可能…ということだったみたい。こちらのサイトの解説が参考になりました!

 

右クリック「パッケージの内容を表示」

 

 

編集ソフトに読み込むことが出来ました!

 

 

最初からこんな調子で大丈夫かしら…と思いつつも、ワークショップ開講後はあっという間に時間が過ぎていきます。前半3回の「撮影」が終わり、課題作品の撮影も始まりました。当時のX投稿です:

 

2023年6月11日
昨日はシビルの映像ワークショップの第3回目でした(始まると早い!)。次回からの「編集」に備えて、シビルの貸し出しパソコンに、編集ソフトをインストールしました。講座の前後で作業をしたので、終わった頃にはお腹がすきすぎて、徒歩3分の立川駅までたどり着く前に、迷わず日高屋に入りました😅

 

 

 

「シビル」の取材。事務局・河野環さんがインタビューに応じてくださいました。映像ワークショップでは毎回、河野さんにインタビューをお願いしているので、もうすっかり慣れています😀

 

 

「高麗博物館」取材時のX投稿:

 

2023年6月21日
先日の日曜日は、新大久保の高麗博物館へ、映像ワークショップの課題作品の撮影に。事前にネットやチラシなどで情報を調べて企画書を作り、取材に挑まれた皆さんは、取材に対応された専務理事さんも驚くほどの、深い・濃いインタビューでした! 取材後は、参加された皆さんと韓国料理屋へ😀

 

 

 

6月25日には、「kosaten」の取材も行われました。私も含め8名で訪問&インタビューに答えようと集まってくださったkosatenのメンバーの方々が約10名と、かつてない人数・規模での取材となりました。

 

さて、撮影した映像を、どのように編集して作品に仕上げるか? いよいよ編集ソフトの出番です…! 「2023年映像ワークショップ振り返り#5」へ続きます。