写真でふり返る、「シャチホコ映画祭2018」(1日目)♪

先日の「シビル映像作品発表会」に続き、またまた時間が経過してからのレポート記事で失礼します。今日は、昨年11月10日に名古屋で開催された、「シャチホコ映画祭2018」の様子を、豊富な写真と共にレポートします!

 

まず、「シャチホコ映画祭自体、聞いた事がない」という人の方が多いと思います。それも当然、何しろ、「シャチホコ映画祭」は、今回が記念すべき第1回目だったのですから(^^)!!

 

「シャチホコ映画祭」は、名古屋在住の井上めぐみさんが、東日本大震災・福島原発事故後に福島に通い続け、飼い主が避難して取り残された動物たちの世話・保護活動を続ける中で、活動を通じて出会ったカメラマンや映画監督の作品を名古屋で紹介したい、と企画したのが始まりでした。(井上さんに関する朝日新聞記事はこちら。井上さんのTwitterでは、保護活動の最新状況も発信されています)。

 

この企画の、初期の段階に話を聞かせてもらったのがきっかけで、私も実行委員のメンバーとして参加させてもらいました。井上さんも私も、「○○映画祭」というのを、ゼロから立ち上げるという経験はゼロ。LINEや電話で意見を出し合いながら、手探りで進めて行きました。(実際の実務はほとんど、井上さん任せでしたが!)

 

シャチホコ映画祭のチラシ(表面)

 

 

映画祭は、代表やプログラマーの個性や人間関係がにじみ出る、と常々思っているのですが、シャチホコ映画祭のラインナップは、井上さんの活動・ネットワークならではだなぁ、と思います(^^)

 

 

映画祭のFacebookページも立ち上げ、開催日まで作品に関する情報を随時アップしていくことになりました。

 

とにかく宣伝が大事!と、お互いのTwitterでも宣伝。

 

 

今、このツイートを見ると、宣伝のつもりが、むしろ実行委員の印象を悪くしていたかも?とも思えてくるのですが・・・(^^;)

 

さて、そうして迎えた映画祭前日。私は会場の設営手伝いや機材のチェックのため、前日午後に名古屋に到着しました。

 

井上さんとの待ち合わせ・打ち合わせ場所は、きしめんよしだ・エスカ店。

 

 

名古屋といえば味噌煮込みうどん(^^)! 味付けが濃厚なため、白いご飯がセットになっています。

 

 

打ち合わせ後、映画祭会場である「Latin Bar São Luis サンルイス」に向かいました。

 

なんと、名古屋駅西口改札を出て徒歩1分(!)という超・好立地ですが、駅前にもかかわらず、お店周辺はどこか下町っぽい雰囲気です(^^)

 

 

お店の2階が、ステージ&スクリーン付きのライブスペースとなっていて、そちらを映画祭会場として使わせていただくことになっていました。

 

 

しばらくして、同じく前日に名古屋入りした、写真家の小西修さんがやってきました。小西さんは今回の映画祭で、『映像とトークで伝える 多摩川ねこ物語』と題した上映と講演、そして会場内で写真展「多摩川の猫 河川敷に生きる面貌 Part-22」を開催することになっていました。

 

写真の展示に時間がかかるため、小西さんは前日から名古屋にいらしていました(早起きが苦手という事情もあるかもしれませんが?!)。

 

以下は、映画祭のFacebookに投稿された、小西さんの紹介文です。

 

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東京と神奈川の境を流れる多摩川。

 

138kmにおよぶ両岸で29年以上、夫人と共に遺棄された野良猫たちの救済を続ける写真家 小西 修 (Osamu Konishi) 氏。

 

衰弱や虐待で息絶える猫が多い中、ほんの一部の猫だけがホームレスの愛情でいのちを繋ぐ。

 

そんな猫たちの「ここで生きた証」を残し伝えたいと、小西氏はその一瞬一瞬を撮り続けている。

 

多摩川で生きる猫、ホームレスのおじさんを29年間見続けてきた小西氏に、数あるエピソードを語っていただきます。

 

今年9月に新宿で写真展を開催。

 

シャチホコ映画祭会場内でも1日限りですが、小西氏による多摩川ねこ写真展を開催します。ぜひ多摩ねこたちに会いに来てください。

 

2018年9月「ひとりを楽しむ」をコンセプトにしたウェブメディア DANROに掲載された小西氏のインタビュー記事をご覧ください。

 

「河川敷に生きるネコの「過酷な現実」 29年間支援をつづける写真家」⇒記事はこちら

 

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写真展設営の様子。

 

 

 

 

 

 

 

完成!

 

 

 

写真展の設営と同時進行で、井上さんと私は上映作品の映写チェック、マイクの音量、照明位置の確認作業をしていました。

 

まず、私の『インド日記』のDVDを、会場備え付けのDVDプレーヤーとプロジェクターで再生確認。冒頭5分ほど流し、音量のチェックもしました。

 

続いて、河野洋監督『ヒューマンエラー 安全を信じていた。しかし・・・』を再生しようとしたところ、会場備え付けのDVDプレーヤーではDVDを読み込まなかったため、ノートパソコンに繋いで、データ形式の映像で再生しました。

 

DVDと再生プレーヤーの相性によって、DVDが読み込まれなかったり、はじめは再生されても、途中で再生が引っかかったり止まったりすることがあるので、事前の再生確認が重要です。(できれば最初から最後まで通しで再生することが望ましいのですが、時間や会場の都合もあり出来ないことの方が多いです)。

 

 

堀切さとみ監督『原発の町を追われて3 双葉町 ある牛飼いの記録』の映写チェック。

 

 

 

写真展の設営を終えた小西さんも、映写チェックに参加。

 

 

小西さんのトークは、井上さんが相手役なので、二人がステージに上がり、椅子の位置と照明の当たり具合をチェックします。

 

 

 

映画祭は、午後1時~夜7時までの長丁場ですから、会場では飲み物の他、おつまみ・軽食の販売もすることになっていました。

 

映画鑑賞のお供といえば「ポップコーン」ですが、シャチホコ映画祭では、地元・名古屋の銘菓(と私は主張する!)「蜂蜜太郎」を販売することになっていました。

 

大量の「蜂蜜太郎」。この商品は、名古屋でも知らない人が多いのですが、私は地元農協で購入して以来、このお菓子の大ファンに(^^)♪

 

 

(余ったらもらえるのかしら?)と淡い期待を抱く私・・・

 

 

この蜂蜜太郎、袋ごと販売するのは大きすぎるので、どう小分けにして販売するか、「サンルイス」のオーナー、チュンウォンさんと相談する井上さん。

 

 

ポップコーンのように、大きな紙コップに入れて売るのかと思っていましたが、検討の結果、お持ち帰り用のケース(?)で販売されることになりました。

 

もはや、なんこつの唐揚げにしか見えない蜂蜜太郎(^^;)。

 

 

会場の設営、機材のチェックなどがひと通り済んだので、私は明日に備えて早めに上がらせてもらいました。

 

今回の名古屋滞在中、私は名古屋市内に住む、岡島さんのお宅に泊めていただくことになっていました。岡島さんは、2013年の夏に、名古屋で『ブライアンと仲間たち』の上映会を企画してくれた方です。昨年引越しされ、自分たちで大規模リフォームをしたというお宅にお邪魔しました。

 

岡島さんと、お隣で暮らす「棲(すみか)」発行人・兼松さんが、遅めの晩ご飯を用意してくださいました!(雑誌&ウェブサイト「棲」は、「棲も、生き方も、もっと自由に」をモットーに、様々な暮らし方、そしてそれを叶える住まい方をしている人々を紹介・繋げています。記事の一部は、こちらよりご覧いただけます)。

 

それにしても、雑誌に出てきそうな、ステキなお部屋!! 壁の漆喰塗りも、自分たちでされたそうです。

 

 

壁だけでなく、床材、家具、レイアウトに至るまで、素人の私にでも、それらが丁寧に選ばれ・配置されているのだと分かります。それもそのはず、2013年にお会いした当時は会社員だった岡島さんは、現在、フリーランスでかたづけのお仕事(暮らし方・しまい方の提案も)をされているのです!! (「棲」サイト内の、こちらのページを中ごろまでスクロールすると、「しまい方」として、これまでのお仕事の一例が、エピソードと共に紹介されています^^)。

 

「暮らしを変える かたづけのチカラ」リーフレット

 

 

 

リーフレットの中にある、「かたづけるということは、自分を見つめること」「時間に追われる感覚が減る」「気持ちに余裕が生まれる」「あたまの中も、すっきり整理される」「自分や家が好きになり、大切にしたいと思う」etc、散らかった机の上でこのブログを書いている私に、ぐさりと刺さる言葉ばかり・・・(^^;)。

 

家の片付けだけでなく、パソコン内の片付けも、リーフレットには掲載されていました。たしかに、現代社会では、パソコン内の片づけ=ファイル整理も、とても重要な片づけですよね!

 

さて、既に夕食を済ませたお二人に見守られながら、一人でいただく晩ご飯。美味しい手料理が、陶芸家キム・ホノさんの、個性的でありながらも手になじむ器の数々に盛り付けられて、贅沢な晩ご飯でした(^^)!

 

 

キム・ホノさんと彼の作品については、ネット上に紹介記事がたくさんあります。例えばこちら

 

翌日の「シャチホコ映画祭」に備えて、この日は早めに寝ました。名古屋滞在2日目のレポートは、後日アップします♪

 

<<追記>>

 

2日目の記事はこちら
3日目(最終日)の記事はこちら