写真でふり返る、「シャチホコ映画祭2018」(3日目:最終日)♪

もう桜が開花してしまいましたが(汗)、今日は、昨年秋のシャチホコ映画祭3日目(最終日)のレポートをお届けします!

 

1日目の記事はこちら
2日目(映画祭当日)の記事はこちら

 

前日(11月10日)に無事映画祭を終え、この日は名古屋滞在の最終日。

 

名古屋と言えば、喫茶店の「モーニング」ですよね!? 岡島さん・兼松さんに、老舗喫茶店「ぱんとまいむ」のモーニングに連れて行っていただきました。

 

「ぱんとまいむ」入り口。

 

 

 

喫茶営業の他、ギャラリー展示やワークショップ、イベントなども開催されているそうです。チラシ・リーフレットのコーナーも充実しているので、名古屋近辺の情報をチェックするのに良さそう(^^)

 

 

名古屋のモーニングと言えば、名古屋以外の人にとっては、コメダ珈琲のメニューに代表されるように、「小倉あんが乗ったトーストが無料でついてくる」というイメージではないでしょうか?

 

・・・ところが! 「ぱんとまいむ」では、モーニングのメニューが毎日変わるのだそうです!

 

この日のモーニング。私はチャイを注文しました。ホットサンドにクラムチャウダー、サラダ・・・と、これではむしろ、(飲み物がサービス?)ぐらいのボリュームですね!

 

 

代金は飲み物の分だけ。朝からトクした気分になりました(^^)♪

 

モーニング客がひと段落して、お客さんがいなくなった店内の様子(カウンターに座っているのは、オーナーさんご夫婦)。

 

 

朝食後は、車に乗って知多半島へ!

 

 

私はこれまで、愛知県で名古屋以外に行ったことがなかったので、”○○半島”と聞くだけで、ものすごく遠い場所に行くイメージがあったのですが、知多半島の美浜町には、名古屋市内から高速を使って1時間ほどで到着しました。

 

名古屋に近い距離でありながら、風景はがらりと変わって田舎! いいなぁ、こういう場所!

 

 

車を降りてしばらく歩き、お目当ての「山の広場」へ。

 

 

雑誌「」の発行人・兼松さんが、第11号の「この人 この棲」というコーナーで、「山の広場」プロジェクトに取り組む芸術家夫妻、スティーブン・ウォードさん(アメリカ出身)とヒメナ・エルゲダさん(チリ出身)を取り上げたので、今回名古屋に滞在するなら、足を延ばして訪ねてみようということになったのです。

 

「山の広場」について、看板に書かれている案内を以下引用します:

 

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The Mountain Plaza
山の広場

 

THE WORLD’S FIRST CERAMIC AMPHITHEATER
(訳注:世界で初めての、陶器製の円形劇場)

 

「空間を、土で作ったらどのように感じるのか?」、スティーブン・ウォード&ヒメナ・エルゲダ(芸術家)は、この疑問を提起して2000年から山の広場野外劇場のプロジェクトに取り組んできました。2人の構想がコミュニティーの場へと広がり、4つの手から4,000以上の手によって実現されました。

 

60トンの粘土が形になるまで2年、焼成するためのレンガ200トンの窯を10年かけて造り、摂氏1,200度以上で40日間焼成しました。窯の解体と取り出したレンガでの客席造りに2年かけ、ついに野外劇場は完成しました。

 

山の広場は、地域の文化や国際的な活動を様々な人が楽しめ、交流ができる場となり、音楽、環境、芸術、伝統、文学といった、異なる分野が交わる野外スペースとして世界に発信していきます。

 

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「山の広場」のホームページはこちら。プロジェクトを率いた、スティーブンさんとヒメナさんのホームページはこちら

 

このプロジェクトを思いついた頃、構想を説明するために作った模型。

 

 

 

それにしても、構想から完成まで16年とは・・・。気の遠くなるような作業ですね!

 

「山の広場」が出来上がるまでの過程を紹介した動画(4分39秒)↓

 

 

焼成に使用したレンガは、階段状の座席に利用。

 

 

 

 

写真向かって左端がスティーブンさん、その隣がヒメナさん。

 

 

「山の広場」を離れ、お昼ご飯を食べにドライブ。

 

地元産の野菜や果物、レストランなどが併設された「ジョイフルファーム・鵜の池」。

 

 

季節によっては、いちご狩り、みかん狩り、ぶどう狩り、イモ掘りなども体験できるそう。ちょっとした「農」テーマパークのようですね!(^^)

 

お昼ごはん。

 

 

こちらにも「モーニング」のメニューが。「モーニング」文化は、名古屋だけではないのでしょうか??

 

 

お昼ごはんの後は、地元野菜の販売コーナーへ。

 

・・・てか、巨大すぎる・・・!

 

ビニールハウス2棟分はありそうな、巨大な産直野菜コーナー。

 

 

打ち捨てられたかに見える菜っ葉は、大根の葉。詰め放題100円とは安い!

 

 

 

鮮度がすぐに落ちてしまうので、切り落とされて販売されることの多い大根葉ですが、実は根っこの部分よりも栄養価が高いといわれるほど優秀な部位なのです!

 

内部の様子。

 

 

どれも新鮮で量が多く、価格も安くて、買いたい衝動に駆られるのですが、野菜を自給自足している私は、外で野菜を買うと食べきれないのです(涙)。

 

 

ひときわ大きな一角を占める、みかんの販売コーナー。知多半島は気候も温暖なため、みかんの栽培に最適なのだそう。

 

 

 

生産者の名札ごとに、みかんが並んでいるなんて・・・!

 

 

知多半島に来た記念に、少なくともみかんだけは購入しなくては!と思い、みかんと日持ちのするお菓子を買いました(^^)

 

買物のあとは、2005年~2007年にかけてスティーブン&ヒメナ夫妻が制作した作品が、常滑市の小脇公園に設置されていると聞いたので、訪ねてみることにしました。

 

伊勢湾を見渡せる、小高い丘の上にある小脇公園。その一角に、彼らの作品「Plaza de Sora & Alba~空と曙の広場~」がありました。

 

 

 

「2つの椅子に腰掛けて、お互いの言葉に耳を傾け、周りの音や自然を感じ、コミュニケーションを楽しんでください」というメッセージが添えられています。

 

 

作品のメッセージどおり、向かい合った椅子に腰掛けてみたものの、ぎこちなさが漂っているようで・・・(^^;)?!

 

 

 

見た目よりも座り心地は良い感じです(^^)

 

 

向かい合うとこんな感じです(^^)

 

 

この日は晴天で暖かく、最高のドライブ日和(^^)♪。海岸に近づこうと、車を降ります。

 

 

 

中部国際空港が見えます!

 

 

バーコードのように見えるものは、海苔の養殖でしょうか・・・?!

 

 

ところで、ドライブの途中からふと、クモの糸のようなものがまとわりついているような気がしていました。

 

さして気にせずにいたのですが、海岸から車に戻ってびっくり! 大きなクモがシートに張り付いているではありませんか!!

 

 

「追い払う前にまずカメラ」という私の行動に、(え、そっち・・・?)という視線を感じながら、クモを激写するわたし(^^)

 

さて、焼き物の町・常滑では、あちこちに雰囲気の良い古民家カフェや雑貨店があります。カフェでお茶をすることにしました。

 

 

 

店内も器もステキ!!

 

 

 

雑貨屋さんでは、陶磁器もたくさん販売されています。

 

 

 

「古民家」「カフェ」「陶芸」などのキーワードには、「アンティーク」も相性が良いのか、和洋のアンティーク雑貨を取り扱うお店も結構ありました。

 

こちらのお店では、アーミッシュの伝統的な洋服や雑貨が。

 

 

ずらりと並んだ、アーミッシュの女性用帽子。

 

 

「似合いそう!」という言葉を真に受けて被ってみたら、とんでもないことに!!!

 

写真がなくて残念ですが、正式な被り方を知らなかったので、「シャンプーハットにしか見えない」という恥ずかしい結果に(> <)!

 

こういう風に被るのが正解だったらしい・・・

 

 

美浜町⇒常滑と、知多半島観光を満喫していたら、あっという間に時間が過ぎ、名古屋に戻ったときにはもう夕方でした。

 

名古屋滞在の最終日は、純然たる観光客(?)として、名古屋市内や知多半島の観光を楽しむことができました。もし、名古屋に行かれる機会があれば、半日ほど時間を取って、ぜひ知多半島にも足を延ばしてみてはいかがでしょうか(^^)

 

あっという間の、しかし盛りだくさんの3日間。シャチホコ映画祭を立ち上げてくれた井上さん、3日間お世話になった岡島さん&兼松さん、そして映画祭に関わりご来場くださった皆さん、どうもありがとうございました!