【映画監督、日々の暮らし#58】旬のカボチャを味わい尽くす! カボチャ三昧のウェブ合宿^^♪- 1日目(写真レシピあり)

現在、私の畑は春夏野菜⇒秋冬野菜への転換期(端境期)のため、ピークの収穫量を過ぎた野菜や、種採りが終了した野菜を、順次終わらせています。

 

先日は、3か所で栽培しているカボチャのうち、1か所を終わらせることにしました。このエリアからはもうずいぶん収穫したので、残っているのは1~2個ぐらいかと思ってツルを整理したら、隣の落花生の茂みに隠れたカボチャたちが、ゴロゴロと姿を現しました!

 

なんと、5個も収穫出来てしまいました♪

 

 

栽培を終えたカボチャ畑。隣の落花生の収穫は11月ごろなので、まだまだ先です。

 

 

栽培を終えた畑は、秋冬野菜の種まき、又は苗の移植に備えて、雑草を取り除き、軽く耕し、苦土石灰と手作りのボカシ肥料を梳き込んで、整地をします。

 

 

収穫したカボチャは、ゴシゴシとタワシで土を洗い落とした後、洗いカゴに置いて水けをきります。

 

 

別のカボチャ畑から収穫したものと合わせると、カボチャは6個に!!

 

 

現在の主流である「西洋カボチャ」は、でんぷん質が多い、いわゆる「ホクホク」したカボチャです。西洋カボチャは、収穫後も成熟が進み、でんぷん質が糖に変わって、甘みが増していきます。なので収穫直後よりも、追熟させることで、より美味しいカボチャに変わっていきます。

 

一方、神田小菊をはじめとする「日本カボチャ(東洋カボチャ)」は、でんぷん質が多くないので、収穫後に貯蔵しても、さらに美味しく変化することはなく、長期の保存には向きません。

 

なので、日本カボチャの場合は、収穫して1週間ぐらいで使うか、もしくは蒸して冷凍保存をするのが良いです。私も来るべき「越冬闘争」に備えて、現在はせっせと蒸しカボチャを作り、冷凍庫で保存をしているところです(笑)。

 

ですが、今回、こんなに沢山のカボチャが一度に収穫できたので、急きょ、私のホームページを担当してくださっているイさんと、ウェブ合宿も兼ねた「カボチャ合宿」を開催することになりました(^^)!

 

1泊2日のカボチャ合宿では、前菜、おつまみ、メイン、スイーツ…と、カボチャを使った料理を沢山作りましたので、これから2回に分けて、それらの作り方(失敗談含む^^)を写真付きで紹介していきます!

 

時間のかかる料理や、保存ができる料理を先に作り始めたり、同時進行で複数の料理を作っていましたが、作業を時系列で並べると各種メニューが入り乱れて分かりにくくなってしまうので、「料理ごと」に並び替えて、まとめてご紹介することにします。

 

■「カボチャ合宿」1日目のお昼ごはん献立

 

・採れたて夏野菜のヨーグルトサラダ
・カボチャのクリームシチュー
・パン(市販)
・カボチャのチーズケーキ

 

・採れたて夏野菜のヨーグルトサラダ

 

こちらはとてもシンプルで簡単に。材料は、玉ねぎ、一晩戻して茹でたひよこ豆、畑から収穫した万願寺トウガラシ、オクラ、イタリアンパセリ。味付けは、オリーブオイル、あらびき黒コショウ、クミンなどのミックス・スパイス、ヨーグルト、塩少々。

 

 

材料を適当な大きさに切って、和えるだけで完成(^^)

 

 

・カボチャのクリームシチュー

 

材料は、カボチャ、豚肉、人参、玉ねぎ、ローリエ、クリームシチューのルウ、牛乳。2人分なので、各材料は少なめです。

 

 

野菜を食べやすい大きさに切って、ローリエ、水と共に、鍋に投入します。

 

 

野菜が少し柔らかくなり始めたら、豚肉も加えます。野菜と豚肉に火が通ったら、クリームシチューのルウの説明書も見ながら、ルウ、牛乳を加えて完成!

 

 

 

・パン(市販)

 

こちらは軽く焼いて半分に切るだけ。

 

・カボチャのチーズケーキ

 

必要な材料と作り方の手順は、以前このブログでご紹介した作り方と全く同じです。詳しくはこちらをご覧ください。

 

チーズケーキ(とプリン)用に使用したカボチャ。大きさ&形ともに、とてもバランスが良く美しかったので、種は種採り用として保存しました。

 

 

 

 

圧力鍋で蒸し焼きにします。

 

 

 

今回の焼き上がりはこんな感じ(^^)

 

 

粗熱をとった後、冷蔵庫で冷やし、さらに冷凍庫に移動して冷やし固めます。

 

 

合宿1日目のランチが完成!! でも、これはまだまだ助走に過ぎませんっ(^^)!

 

 

チーズケーキは、ひとり2切れずつという贅沢♪

 

 

 

■「カボチャ合宿」1日目の晩ごはん献立

 

晩ご飯のメインは、イさんがたこ焼きを作ってくれることになっていたので、私は前菜とお酒のおつまみを準備しました。

 

・ひよこ豆のホムスとクラッカー
・丸ごとカボチャのサラダ
・ゴボウのから揚げ
・たこ焼き(イさん)

 

・ひよこ豆のホムスとクラッカー

 

ひよこ豆のホムスの材料は、一晩水につけて戻し、圧力鍋で茹でたひよこ豆と、白練りごま、クミン、ヨーグルト、オリーブオイル、塩、パプリカ、ニンニクです。

 

 

ニンニクは自家製です♪

 

 

味付けのポイントはこちらの3つ。これらを加えるだけで、いきなりエスニックの味と香りが漂います(^^)

 

 

作り方は、以前のブログをご覧ください。とっても簡単にでき、あらかじめ作って冷蔵庫に入れておけるので、おもてなし料理にピッタリです(^^)

 

最後に振りかけるパプリカ以外のすべての材料を、ミキサーで混ぜるだけという手軽さ!

 

 

 

 

 

つぶつぶが残っていても、それはそれでまた良い食感です。冷蔵庫で冷やしておきます。

 

 

食べる直前に、パプリカと分量外のオリーブオイルを回しかけます。

 

 

完成!

 

 

クラッカーは市販のもの。

 

 

・丸ごとカボチャのサラダ

 

こちらは私がオリジナルで考案(?)した料理です。神田小菊という小型種カボチャのかわいらしさを生かして、丸ごとの形のままの料理を作りたいと考えました。…とはいえ、今回が初挑戦ですので、(こうすれば、たぶん…)という想像だけで調理をしていきます!

 

丸ごとの形のまま提供する料理ならば、特に姿かたちが美しいものを選ぶ必要があります。

 

ちょっと小ぶりですが、形のバランスが良く、皮がきれいな状態のものを選びました。

 

 

まず、「ふた」と「器」になるように切ります。

 

 

 

種とワタをスプーンでくりぬきます。

 

 

器に見立てて、くりぬいた部分にフィリングを詰めようと考えていましたが、くりぬいた部分は鶏卵程度の大きさしかありません。ですから、フィリングはほんの少しとなります。

 

中身をくりぬいたカボチャを、圧力鍋で蒸します。上下一緒に入れるとつぶれてしまうかも?と思い、とりあえず下側(器側)だけ入れることにしました。形が崩れないよう、加圧時間は短めにします。

 

 

加圧している間、フィリングを作ります。用意した材料はこちら。庭で採れたキュウリとイタリアンパセリ、茹でたひよこ豆、ゆで卵、玉ねぎ。フィリング用のスペースが小さすぎるので、結局人参は使いませんでした。

 

 

キュウリ、玉ねぎ、パセリ、茹で卵の白身は細かく刻み、ひよこ豆と茹で卵の黄身はすり潰します。

 

 

ヨーグルトとマヨネーズで味付けし、フィリングが完成!

 

 

 

フィリングが完成したので、カボチャの蒸し具合を確認します。

 

…!!!!

 

 

加圧時間を短めに設定したのに、無残にも完全に開いてしまっているではありませんか…!!!

 

悲しすぎる…!

 

思えば、神田小菊は皮が非常に薄いのです。ですから、圧力鍋で加圧すると、簡単に開いてしまうのかもしれません。

 

これでは、丸ごとカボチャのサラダにはなり得ませんが、幸い、カボチャはまだまだありますし、開いて失敗してしまったカボチャは、別の料理で使えます。

 

気を取り直して、やり直し!

 

 

 

 

さて、問題はこれをどう調理するか、です。前述したように、神田小菊は皮が薄いので、圧力鍋を使うのは危険です。でも、普通の鍋で蒸して、また形が崩れても悲しいですし…。

 

そこで、焼き芋のようにアルミホイルでくるんで、オーブントースターで焼くことにしました。鍋で蒸すより大分時間がかかりそうですが、この方法ならば崩れてしまうことはないだろうと考えました。

 

 

小型とはいえ、カボチャ丸ごとを焼くのに、一体どれだけの時間がかかるのか見当がつきませんでしたが、とりあえず70~80分ぐらい焼いてみました。

 

粗熱が取れた後、恐る恐るアルミホイルを剥がします…

 

おぉっ! とりあえず形は崩れていません!

 

 

そおっと上蓋をずらすと、中まで火が通っています!! 良かったぁ~~~

 

 

あらかじめ作っておいたフィリングを詰めます。カボチャには何も味付けをしていませんが、フィリングはやや強めに味付けをしたので、フィリングと一緒にカボチャをいただけば、ちょうど良い塩梅になるというわけです(^^)♪

 

 

わぁ~カワイイ(^^)!!

 

 

 

フィリングを詰めた後、蓋をするとこんな感じ。無事完成!

 

 

・ゴボウのから揚げ

 

今年初めて、ゴボウの栽培に挑戦している私ですが(ゴボウの栽培レポート⇒波板栽培袋栽培)、私の育てているゴボウの収穫は12月ごろなので、八百屋からゴボウを買ってきて、唐揚げを作ることにしました。

 

唐揚げと言えば鶏肉!と思っている人が多いと思いますが、ゴボウの唐揚げ、ほろ苦くてクセになる、おつまみにピッタリの味なんですよ!

 

泥付きゴボウを、丸ごと1本分使います。

 

 

タワシでよく泥を落とし、外皮を薄くこそげ落とします。

 

 

ささがきで切り、しばらく酢水にさらします。

 

酢水にさらした後きちんと水けをきるのが、よく味がしみ込んだ、美味しいから揚げにするポイントです。キッチンペーパーで挟んで水分を取るのでも良いですが、おススメはサラダスピナーを使うこと。

 

 

家庭菜園をするほどの、野菜に対してこだわりのある人ならば、持っていて絶対後悔しない!と、自信を持ってお勧めする道具です(^^)。余計な水分を飛ばすことで、ドレッシングやオイルが薄まることなく野菜に絡まります。いつものサラダが、数段美味しくなりますよ!

 

 

ふたを閉めて、ハンドルを20秒ほどクルクル回せばOK! 脱水後の洗濯物のようです(^^)

 

 

 

水けをきったゴボウをビニール袋に入れ、すりおろしたニンニクとしょうゆを加え、全体に行き渡るようによく揉みこみます。

 

 

 

ビニール袋の口を縛り、揚げる直前まで冷蔵庫で寝かします。

 

 

熱々の出来立てが一番おいしいですから、揚げるのはサーブする直前です。冷蔵庫で寝かせておいたゴボウを取り出し、ボウルにあけ、片栗粉をまぶします。

 

 

片栗粉をまぶさない「素揚げ」にしても美味しいです(その方がカロリーダウンにもなりますし、油の汚れ方も少ないですね^^)。お好みでどちらでも。

 

 

 

私の場合は、捨てる油がなるべく少なくて済むように、小鍋で揚げ物をします。ただ、鍋が小さいと特に、火災に注意しないといけませんが。

 

 

一度揚げの状態。片栗粉あり(向かって右)・なし(左)の両方を作りました。

 

 

片栗粉なしの方が焦げにくく、色はきれいだと思います。

 

 

二度揚げをして完成!

 

 

とりあえず、メインのたこ焼き以外の、前菜がすべて完成しました♪

 

 

取り分けた、丸ごとカボチャのサラダ(^^)/

 

 

夜からもう一人加わって、ビールで乾杯、おつまみをひと通り食べた後は、いよいよメインのたこ焼き作りです! 私の家にはたこ焼き器がないので、イさんが買ったばかりのたこ焼きプレートを持ってきてくれました。

 

何かの専用道具を買うのは、そうしょっちゅう作るものではない場合、買うのはかなり勇気が必要です(世は断捨離ブームでもありますし…)。でも、プレートだけならば、たこ焼き器よりは省スペースで済むので良いかもしれませんね!

 

我が家で「タコパ」ができるなんて、感激です♪

 

 

早速たこを刻むところから!

 

 

たこ焼きの具がそろいました(^^)!

 

 

…とはいえ、私たち3人のうち、たこ焼きづくりの経験のある人はゼロ…。私は以前、ほんの少し手伝ったことはありますが、部分的にしか分かりません。。。

 

なので、大人3人がかりで、試行錯誤しながらのたこ焼きづくりとなりました…!

 

 

 

軍手をはめると、テキヤっぽいですね~~

 

 

だんだん「たこ焼き」らしい姿になってきました!!

 

 

完成!!

 

 

たこ焼きの粉には、あらかじめ薄めの味付けがなされているので、まず、何もつけずにいただきました。具がたくさん入って、美味しい!

 

今度はソース、マヨネーズ、鰹節をかけて、食べてみます。

 

 

おぉ…初めて作ったとは思えない、本格的な味!

 

ペロリと食べてしまい、2ラウンド目は私が挑戦!

 

「もっと具を多くしても良いかも」、「最後に油を回しかけて、表面をカリっとさせたら美味しいかも」等々のアイデア、アドバイスを受け、その通りにやってみます。

 

 

具が多いので、前半は丸い形を作るのに苦戦しましたが、最終的にはなんとか丸い形に。仕上げのタイミングで油を回しかけたら、外はカリっ、中はふわとろ…という、お店のようなたこ焼きに(^^)!

 

 

たこ焼きは、なにげに高カロリーだと思うのですが、どんどん食べれてしまうのが罪深いところ(^^;)

 

 

すっかり夜更けまで話し込み(&たらふく食べ)、カボチャ合宿の1日目を終えました。

 

翌日もまだまだカボチャ料理は続きます! 詳細は、次回のブログをお楽しみに♬

 

以上、映画監督日々の暮らし、カボチャ合宿の1日目でした。