【映画監督、日々の暮らし㉕】シワシワ♡干し野菜の世界(かぼちゃ編)

昨年の秋から「干し野菜」を始め、干しカゴを購入した私。その後も、その好奇心はとどまるところを知らず、とうとう「干し野菜百科」という本まで買ってしまいました(^^;)

 

「干し野菜百科」

 

 

「野菜66種の切り方・干し方・保存法+82のかんたん料理レシピ」と書いてあります。まさに、私のために書かれたような本!(大げさ^^;)

 

 

自分でも試行錯誤をしながら野菜を干していましたが、中医学・漢方の視点も織り交ぜて書かれたこの本は、個々の野菜の持つ力や効能についても詳しく説明されていて、とても勉強になります。

 

大根

 

 

様々な切り方、干し方、干す期間の目安などが、分かりやすく書かれています。

 

 

人参

 

 

干し野菜を使ったレシピは、どれも簡単に出来るものばかり(^^)。料理の写真もとっても美味しそうで、眺めているだけで幸せな気持ちに(^^)

 

 

「果物を干す」という章も。(その他は、実野菜を干す、根菜を干す、葉野菜を干す、きのこを干す、香味野菜とハーブを干す…という章立てです)

 

 

へぇ~、キウイも干すんだ??

 

 

「ワインが飲みたくなるような甘酸っぱさに」というコメントに、私の「干し魂」ががぜん刺激されます(^^)

 

「干しりんごのキャラメルソテー」も良いですねぇ。

 

 

巻末には、「干し野菜 おいしい旬のカレンダー」も。露地栽培の野菜・果物がどの時期に出回るか、一目瞭然です。うわ~、これから年中、何かしら干していくことになりそう(^^)

 

 

私は干し野菜を作ることのメリットについて、保存性と甘みを増すことだと考えていましたが、この本によると、更に様々なメリットがあることが分かりました。

 

・炒め物などの際、野菜の水分が少なくなるので、料理が水っぽくならない。
・野菜の水分が抜けているので、その分よく味がしみる。
・乾燥して固くなるので、戻して調理する際、煮崩れしにくい。歯ごたえが増す。
・シシトウなどは、揚げ物にする際に油がはねない。
・動物性のだしを使わなくても、野菜から十分なだし・うまみが出る。
・体を冷やす陰性の食材は、天日干しすることで陽性になる(冷え性の人に良い)

 

…などなど、挙げればきりがありません!

 

とはいえ、生野菜でしか得られない栄養素(ビタミンCや酵素など)は、干すと失われてしまうので、生野菜と干し野菜の両方をバランスよく食べることが、結局は大切なのですが(^^)

 

「干し野菜百科」を購入して、早速トライしたのが「かぼちゃ」。無人販売所で購入した巨大かぼちゃこそ、干して保存するのに最適と思ったからです。

 

 

100円でこのサイズ!

 

 

まず半分に切り、ワタとタネを取り出しました。

 

 

 

タネはまわりのヌメりをきれいに洗い落とし、乾燥させます。

 

 

ワタは生ゴミコンポストへ。

 

 

かぼちゃは、4分の1は生で食べることにし、残り4分の3をスライスして乾燥させることにしました。

 

5mmぐらいの厚さに切ります。

 

 

 

干しカゴに、重ならないように並べます。

 

 

 

干しカゴに入りきらなかった分は、洗い物のカゴに広げて干しました。

 

 

タネは平たい皿に広げて乾かします。

 

 

 

タネは数日で乾燥したので、フライパンで炒って、軽く塩を振って食べました。

 

 

このかぼちゃ、殻の中に入っているタネがとても薄くて小さくて、少し炒っただけで中までパリパリになってしまいました。失敗・・・(> <)!

 

 

実の方は、2週間ほどで完全ドライになりました! すっかり小さくなり、カゴも軽くなりました。(乾燥が進むとスペースに空きが出てくるので、一部りんごも混じっています^^)。

 

 

 

 

片手では持ち上げられなかった巨大かぼちゃの4分の3が、たったこれだけになるとは!

 

 

乾燥剤を入れて、冷蔵庫で保管(となりは干しりんご^^)。

 

 

この、干しかぼちゃを使った料理は、他の干し野菜とともに調理したので、また別の機会でご紹介します。でも、水で戻して味噌汁に加えるだけでも、とっても美味しい味噌汁になりますよ(^^)

 

甘みが少なく、水っぽいかぼちゃを買ってしまったという場合にも、「干す」ことで甘みが凝縮されて美味しいかぼちゃになるんですって。試してみてはいかがでしょうか♪

 

以上、干しかぼちゃについてでした!