第四回・2021年度の「プロ市民」人権賞を受賞しました!!

知る人ぞ知る(?)「プロ市民」人権賞、なんと第四回(2021年度)の人権賞をいただきました!

 

 

これまでの映画製作に加え、とくに「映像ワークショップ」の活動を評価してくださったようです。これまで、「誰もが情報発信できるように」との思いで、地味に・地道に続けてきた映像ワークショップを、意義あることとして注目してくださってとてもうれしいです!

 

私の周りは、正直、私など足元にも及ばないような「プロ市民」の諸先輩方ばかりです(^^;)。今回の受賞は、ひとえに、私を推薦してくださった方のプレゼン力によるところが大きいのでは?とも思います。

 

これまで、映画製作、ワークショップなど、様々な形でご協力・ご支援いただいた皆様に感謝いたします。これからも映画監督として、さらには「プロ市民」として(!)、頑張ります(^^)!!

 

「プロ市民」人権賞と受賞理由について、詳しくは「プロ市民」人権賞のホームページをご覧ください。以下にも、ホームページより抜粋してご紹介します:

 

「プロ市民」人権賞
社会運動をガンバルあなたへ

 

「プロ市民」人権賞は労働運動・市民運動で活躍する団体/個人を表彰する賞です。 福岡地区合同労組のここ数年の争議解決金の一部を、基金のスタート台として動きはじめました。

 

「プロ市民」という言葉は、社会運動をやる人たちを侮蔑的に呼ぶことで知られているようです。しかし、そもそもは、「地域に根ざし、地域のことに主体的にかかわり責任を果たし続けることを引き受けた人」という意味で、佐賀県鹿島元市長の桑原允彦氏が考え出した造語。この「社会を切り開く、豊かな可能性のことばの復権」と「共同のネットワークを紡ぐことを求めて」を胸にしながら、賞名に名づけました。

 

つまり、戦争、原発、差別、弾圧などを押し返すために活動している人を「プロ市民」とあえて呼び、草の根的に頑張っている方々へスポットライトを当てる事で、社会運動でがんばる人たちへのささやかな希望につながれば、という思いから賞を立ち上げました。

 

候補者のご推薦、基金へのご支援・ご協力をいただきながら、この小さな賞をみなさんと一緒に大きく育てていけたらと願っています。

 

「プロ市民」人権賞・委員会

 

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第四回2021年度の「プロ市民」人権賞決定!

 

第四回目の「プロ市民」人権賞は
早川由美子さん(ドキュメンタリー映画監督・映像アクティビスト)
に決定しました。

 

なお、今回から設けましたB賞は
被ばく労働を考えるネットワーク
に決定しました。

 

第四回「プロ市民」人権賞は、早川由美子さんに決定しました。

 

早川由美子さんは、戦争や原発、人権、住宅問題など様々な社会問題に絡めながら、映像作品を作る、ドキュメンタリー映画監督、映像アクティビストです。

 

ロンドン国会議事堂前で8年以上も家に帰らず反戦の抗議活動を続ける男性を記録した「ブライアンと仲間たち パーラメント・スクエアSW1」(2009年、日本ジャーナリスト会議・黒田清JCJ新人賞受賞作品)など作品多数あります。

 

「安倍政権が法律を自分の都合良く作り変えようとしている」と批判された2020年の検察庁法改正案問題。そこに対する抗議「検察庁前テンピン麻雀大会『黒川杯』」動画の発表など、旬な時事ネタをフットワーク軽く取材し、それを映像共有サイトに無料公開して、世論喚起させるという映像アクティビストの側面は、現代的で評価すべき部分です。最近では、コロナウイルスをめぐって起きたYouTubeなどによる市民メディアへの検閲に対して問題提起もされています。

 

さらに特筆したいのが「映像ワークショップ」を開講し、市民の情報発信力を高めているポイント。誰もが映像アクティビストになるための法律(肖像権や製作時のトラブル対策)、撮影・編集・公開の手法を教える「映像ワークショップ」を開講し、自らのノウハウを共有しているのです。これは、記者クラブが象徴するようにメディアが本来果たすべき権力監視がなされない日本の現在で、一人一人が独立メディアになって世界を変革するというDIY精神、希望を具体的に創造しているという素晴らしい部分だと思います。

 

さらに今回から「B賞」も設けました。大賞には10万円と、副賞(オリジナルTシャツと活動紹介動画作成)がありますが、B賞は賞金のみ(3万円)です。

 

そのB賞は、「被ばく労働を考えるネットワーク」に決まりました。

 

「被ばく労働を考えるネットワーク」は福島原発事故以降、原発現地での廃炉や除染作業に携わる労働者の支援と企業や政府との交渉を行う団体です。

 

労働現場における被ばく問題に関する情報の共有、意見交換、労働者に対し、自主的な安全点検、労働相談などの支援を行なっています。

 

2021年3月の「3.11原発事故10周年声明」では、福島第一原発の廃炉ロードマップの方針の転換、長期管理、全ての原発労働者の雇用と労働条件について、国と東京電力に責任を持つようなどを要求しました。

 

3.11から10年以上が過ぎ、ますます重要になる原発労働者に対する補償と支援を求めていく事は、息の長いサポートが必要です。その実績と、必要性が支持されました。

 

また、今回の授賞式は来年3月あたりを予定していますので、時々この「プロ市民」人権賞HPをチェックしておいてください。

 

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以上です!