【映画監督、日々の暮らし#31】大地の声を聞け!

昨冬に水道管凍結→破裂を経験し、水道代の請求が4倍に跳ね上がるという経験をした私は、(この冬こそは水道管凍結をさせまい!)と、それなりに注意をして生活してきました。

 

しかし、先月初めに水道の検針員さんが、普段はポストに投げ込んでいく検針票をわざわざ玄関まで届けにやってきたので、(まさか…)と嫌な予感がしました。

 

「水道代が4万円を超えているので、水道管が破裂していると思います」とのこと…(> <)!!!!

 

またもや、水道管破裂情勢になってしまいました!!!!

 

すぐに大家さんに連絡をしましたが、なかなか都合がつかず、昨日になってやっと大家さんがやってきました。

 

水道のメーターが1時間にどのくらい進むかを計測したところ、なんとこの家では、1時間あたり浴槽1杯ぶんの水が漏れているということが判明しました。ものすごい漏水量です。

 

判明しているだけで、少なくとも1か月以上はこの状態が続いていますから、1日にお風呂24杯分、1か月では720杯分…という計算になります。それだけ大量の水が漏れているなら、漏れが起こっている周辺は地面が濡れていたり、水たまりが出来ているはず…。

 

しかし、私が家の基礎部分や庭の隅々まで確認しても、不自然な箇所を見つけることは出来ませんでした(大家さんも見つけることは出来ませんでした)。

 

この家は、築年数が古く、建て増しされた部分もあり、また所有者がコロコロ変わったそうで(一時期は、カラオケスナックだったこともあるそうです^^;)、不動産屋さんはここの配管図を持っていなかったそうです。

 

なので、水道管が地中の見えない部分でどのように配置されているのか、掘り起こしでもしない限り分からないのだそう(> <)

 

大家さんが地元の水道業者に、配管について調べてほしいと依頼したところ、土地が広く、配管の設計図もないため、調査だけで70万円かかると言われたそうです。

 

大家さんは、見積もりが高額なので業者に頼むのをあきらめ、自分で漏水を調べることにしました。

 

大家さんから「漏水調査器が届いたら行きます」と連絡が来て、後日、その「調査器」を見てビックリ!

 

 

ふたを開けると、中には小さなイヤホン…

 

 

なんとこれ、「盗聴器」なんですって!!!!

 

大家さんがネットで漏水調査器について調べたところ、プロフェッショナルな調査器は、どれも数万円以上からでした。しかし、漏水調査器の一覧の中に、この数千円の盗聴器も代用品として掲載されていたので、こちらを買ってみることにしたのだとか!

 

盗聴器を水道管や地面にあてて、水が流れる音がするかどうか、確かめていくのだと!!!

 

「大地の声を聞け!」ってやつ?!?!

 

私たちは、周辺の環境音、振動音、エアコンのファンなど、普段は意識しない様々な生活音に囲まれていると思いますが、盗聴器を水道管や地面に押し当てて、漏水を見分けられるほど、一般人の私たちの耳は訓練されていないと思うのですが…?!?!

 

考えれば考えるほど、漫画的世界ではありますが、まぁ、店子の私としては、この展開を見守るしかありません。

 

ところで、漏水の量がハンパないので、大家さんから夜間は水道の元栓を閉めると言われました。もちろんそうするべきだと思うのですが、問題は元栓を閉める時間。

 

昨夜は、22時に突然元栓を閉めると言われ、大慌てで水をくみ、トイレにも行きました(^^;)

 

水が使えないというのは、消灯よりもやっかいなことです。お風呂はもちろん、歯磨きも、顔を洗うことも自由にはできません。トイレも、タンクに水がたまっている1回しか行けないということです(> <)

 

私が自分で閉めに行くなら22時じゃなくても良いと言われたのですが、水道の元栓は家の敷地の大分離れた暗い場所にあり、なおかつ、メーターが格納されている場所には、(毒グモではないと思いますが)タランチュラ風の大きなクモが生息しているので、それが恐怖なわけです(> <)

 

そんなわけで、最近はすっかり夜型の生活をエンジョイしていましたが、昨日より突如始まった「22時の水道元栓閉め」に合わせ、朝型に切り替えることにしました。だって、起きていたら、水を飲みたくなってしまうし、トイレにも行きたくなりますからね(^^;)

 

強制的にサマータイムの導入となり、今朝は5時に起きました(^^;)

 

無事、漏水箇所を見つけることが出来るのか、注目していきたいと思います(^^)