【映画監督、日々の暮らし#41】遅ればせながら、外界の春!

ここ最近は、ゴミ出し以外、まったく家の敷地から出ることなく、本当に畑と編集作業だけの日々を送っています。食料は、畑の野菜&庭に自生する植物(フキ、ヨモギなど)と保存食&買いだめした食材で、何だかんだ食べるものは沢山あり、買い物にもしばらく行っていません。

 

編集作業も日々ますます集中して出来ているし、もうこのまま外に出たくないなぁと思っていたのですが、チョコレートとコーヒーのペーパーフィルターがなくなってしまい、引きこもりの私も、いよいよ買い物に出かけなければいけなくなりました。

 

まるで登校拒否児のように(あ~出かけたくない! 集中力がそがれる! 編集作業の時間が減る!)とかあがいていたのですが、チョコレートとコーヒーが摂取出来ないというのもまた、編集作業に支障をきたすので、今日は重い腰を上げて買い物に行くことにしました。(私にとっては死活問題ですが、こんなの、他人から見れば、ほんとどうでもいい話ですよね^^;)

 

買い物は昼休み時間に行くことにして、午前中は畑仕事を。

 

今日、種まきをするのはこちらの野菜。枝豆以外は、いずれも種から育てるのは初めての野菜ばかりです。

 

 

枝豆は2種類。「湯あがり娘」という品種が美味しいと聞いたので、買ってみました。美味しいという評判だけあって、種は他の品種よりも若干割高です。

 

 

吉澤さんから頂いたゴーヤとトウモロコシ。

 

 

 

野口種苗のカボチャ。

 

 

ゴーヤは、発芽しやすくするため、ペンチで発芽口を開けておくと良いそうです。

 

家の中から、ペンチ代わりになりそうなものを探してきました。

 

 

これでは力が強すぎるのか、発芽口を開けるつもりが、殻を割ってしまいました(^^;)

 

 

 

トウモロコシのタネをもぎ取ります。全部は多すぎるので、セルボックス2つ分の量をもぎ取りました。

 

 

準備が出来た、ゴーヤ、トウモロコシ、カボチャのタネ。

 

 

まずはトウモロコシから蒔いていきます。

 

 

続いて、ゴーヤとカボチャを。

 

 

 

枝豆。タネを蒔いただけの状態(右)と、蒔いた後に土を圧着させた状態(左)。

 

 

 

昨日、葉物類とサヤインゲンで、合計5つのセルボックスとプランターを移植して減らしましたが、今日の種まきで、また増えてしまいました。日々、庭が陣取りゲーム化していっています(^^;)

 

 

ところで、昨日、庭に咲いた赤いチューリップの花を紹介しましたが、今日は黄色のチューリップも咲きました♪

 

 

春と言えば、桜ばかりが注目されがちですが、チューリップってほんと可愛いですよね!

 

 

 

庭に咲いたチューリップを、楽しみにしながら過ごす日々です(^^)

 

さて、お昼ご飯を食べ終えて、いよいよ出かける時間になりました。そのまま編集部屋に直行したい気持ちを抑え、自転車にまたがります。

 

 

…これは…!!

 

なんという世界…!!

 

自転車に乗って1分もしないうちに、私の家の周りに広がる、私の庭とは比べ物にならないほどの花々に、いきなり圧倒されてしまいました。

 

まるで、花街道のよう…!!

 

 

 

 

 

あらゆる家々、そして畑や野原に、無数の花が咲き乱れていました。

 

私は、家のすぐ近くでこんな世界が広がっていることを知らずに、自分の庭のちっぽけな春がすべてと思って、生きてきたのか。

 

一歩外に出れば、こんなにすごい景色が待っているのか。

 

なんだか、ある意味、私が現在置かれている状況(日々の暮らし方)を物語っているようにも感じました。

 

膨大な映像を見返して映画を完成するためには、引きこもって編集作業をする必要があります。でも、それは同時に、社会や世の動きからは隔離されていく生活でもあります。

 

もちろん自らそれを選択してやっているのですが、たまに世の中と関わる機会があると(この言い方自体がもう片岡鶴太郎的ですが^^;)、自分と社会との距離感に改めて驚いたりします。

 

この先、どうなっていくんでしょうね…??

 

…とはいえ、考えてみたところで、自分が決めたことをやるというのに、変わりはないのだけど…。

 

たぶん、隔離されているからこそ感じられることと、感じられないことの、両方があるのかもしれませんが…。

 

まぁせめて、ごくたまに世間と交わる機会があるときは、思い切りいろんなことを見聞きして、吸収していきたいと思います(どんな宣言?^^;)。

 

そんなことを考えた、外界の春でした。